
この服の数々は何か?
(靴下をはいた足まで写ってはいるが)
これは、私が着ていた半袖・長袖のYシャツなのである。
長年着ていると、襟や袖に傷みがで生じていて、よく見てみるとみっともないのである。
仕事をするために、職場に行くために、着ていたYシャツなのだ。
今のところ、私が職場に行って仕事をするのは、今年が最後になるだろうと思っている。
再任用の恩恵を受けられるのは、年金の一部が支給されるまで。
私にとって、再任用の対象となるのは、今年度が最後なのだ。
ということは、Yシャツを着なければならないのは、来年3月で終わりの予定なのである。
もう着る機会が少なくなっていくYシャツ。
傷んでいるものは、もう使うつもりはない。
そこで、捨てることにした。
とはいうものの、こうして、傷んでしまった半袖5着、長袖9着には、それぞれ思い出や思い入れがある。
新潟市のデパートで買った。
育業の現場で、子どもに汚された。
胸ポケットに4色ボールペンを入れ、ペン先を出しっ放しにしてしまったために赤色がついてしまった。
…本当は、もっと意味の深い思い出がいろいろある。
だけど、そんな思い出は自分だけのものであり、他の人々にとって、ただの傷んだ、汚れたYシャツに過ぎないのである。
過去にしばられず、未来を切り拓いていくために、捨てることを惜しまずに生きていこう。