ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

少し力を抜いて、応援・観戦 ~ホーム栃木戦~

2020-12-02 23:16:55 | アルビレックス新潟
地元紙新潟日報には、月2回、フリーライターの大中祐二さんのコラムが掲載される。
その名も、「大中祐二の 昇格原稿を書きたいんじゃ」。

前節が終わって、アルビレックス新潟のJ1昇格がなくなったが、今回は「戦い抜いた姿に誇り」と題した内容のものが載っていた。

全体の文章が、心から同意でき、さわやかな気持ちになった。
特に最後の方は、感動した。

今季の昇格がなくなった今、心は不思議に穏やかだ。チームが刀折れ、矢尽きるまで戦ったと実感できるからだ。
チームは昇格を目指して戦い続け、ここにたどり着いた。それも、ピッチ内外でさまざまな困難に直面しながら。
下ばかり気にするのではなく、ずっと顔を上げて戦ってきたことが誇らしく、それゆえ強くて確かな達成感を覚える。


今季応援してきたチームの今までを顧みて、思いを代表して言ってくれているような気がした。
さすがライター、心に響くものがあった。

さて、昇格の望みがついえた今、残り5試合、どんな戦いを見せてくれるのか。
期待しかない気分で、少し力を抜いて、ナイトゲームとしてはホーム最終戦となる栃木SC戦に行ってきた。


昇格の望みがなくなったとはいえ、控えメンバーを先発に起用したりはしなかった。

栃木は、とにかくハードワークが信条のチーム。
前からプレッシャーをかけるし、ボールを握れば一気に駆け上がる。
新潟は、ボールを保持し、栃木のプレスをかわしながらゴールに迫ろうとする。
そんなせめぎ合いをしながら、先制したのは新潟。
前半41分、ゴール前で中島が押し込んだ。
栃木の攻勢をしのぎ切れるというのは、チームが成長した証かな?と思ったのだ。


ところが、後半開始から栃木は、前新潟の矢野貴章を起用。

これが、ずばり当たって、後半開始2分にならないところで、矢野の同点ゴールが決まる。
とんでもない「恩返し弾」だった。
それはまだご愛嬌としても、その4分後にゴール前でボールを奪われ、あっという間に逆転された。
1-2から、同点・逆転へ意地を見せたい新潟も選手を3人一挙に代えた。


その執念が実ったときには、アディショナルタイムに入っていた。
交代選手のシルビーニョが、最後に決めて、2-2の振り出しに戻した。

しかし、勝ち越しはならず、またしてもホームで勝ち点3はゲットできずに引き分けた。


試合を見て、来季への課題というと、大きく言って2つ。
〇 つなぐ場面が多いが、つなぐためのつなぎになる場面も多くあること。
  味方選手の動きを見ずに、ボールを失わないことを優先してしまう。
  だから、チャンスなのに、パスを選択してしまうことがある。
  そして逆に、自陣ペナルティエリアでのミスから、安易に失点してしまう。
〇 チャンスで決め切れるようにすること。
  別にきれいでなくてもいいのだ。
  思い切ってシュートを打ち、何人もがゴールに迫るような姿がほしい。
  ゴールに迫る選手が多いと、決め切れるはずだ。
  見ていて、そんなことを思った。

それにしても、矢野貴章。
3試合連続ゴールは、すばらしい。
そして、試合後わざわざサポーターにあいさつをしに来てくれるその誠実さは、もっとすばらしい。

私たちは、貴方の1年前の別れのあいさつを忘れてはいない。
1年前は、J3降格のピンチを迎えていた栃木が、こんなに強くなったのは、貴方の活躍と無関係ではない。
オメキメレ貴章!
これからも、活躍することを祈っているよー!

さて、そんなわけで、今日は、新潟の選手たちと栃木の矢野選手の活躍を楽しんだ試合だったのであった。
森俊介や秋山の出場する姿も見たかったけどね。
あと残り4試合も、楽しませてもらいましょう。
コメント
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