なんだか、糸の切れた凧のようだ。
それが今のアルビレックス新潟。
どこへ行くのか分からないまま漂っている、そんな感じ。
サッカーJ2リーグも第41節。
残り2試合しかない。
対戦相手は、最下位に低迷するレノファ山口。
試合前から、まさか負けないだろうと思いながら、いやな予感がした。
先発メンバーを入れ替えたとはいえ、連係が悪い。
相手のハイプレスに対して、及び腰になってしまっていた。
選手同士の距離感も悪く、ボールがなかなか前に進まない。
そんな印象だった。
前半の新潟のシュート数はわずか2本。
しかも、枠内シュート0(ゼロ)。
ボールを支配するサッカーは影を潜めた。
決定的な場面は、試合を通して山口の方が多かった。
後半になって、少しは積極的なプレーも見えるようになったかに見えた。
そして、前節までの先発メンバーなど、現在の主力と思われる選手たちを導入し、試合を動かそうとした。
ところが、先制し、試合を動かしたのは、山口。
ゴール前でバタバタしたところをあっさり決められてしまった。
結局この1点を取り返せず、新潟は、最下位の山口にも完封負けを食らってしまった。
前節までの5試合で1引き分けを挟んで、5敗。
そして、今日で6試合勝ちなしの1分け6敗だ。
先日のホーム最終戦で、堀米主将があいさつで話した「強い危機感」は、どこへ行ってしまったのか?
負けが込んでいるせいか、プレッシャーをかけられると、いなすのではなく逃げるようにただ後方へのパスを選択する。
攻撃の選手にボールをつないでも、その選手に任せきりになりフォローがないから、複数で守る相手選手に簡単に防がれてしまう。
だから、チャンスらしいチャンスもつかめない。
試合を終えて、DAZNによると、新潟のシュート数はわずか5本、しかも枠内シュートは0本であった。
攻撃のためにボールを回すサッカーをしていたから相手には怖かったはずが、今は、ボールを取られるのを怖がっているから、相手の方が積極的に迫ってくる。
どのようにそれをいなせるようにするのか、来季に向けて大きな課題だ。
そして、9月10月の頃にアルビのサッカーが楽しかったのは、選手個々が味方の選手のよいところを引き出せるようにプレーをしていたのだった。
だから、本間至恩も味方のフォローによって、より力を出せていた。
ところが、今は、至恩にパスが出たらあとは任せきりだ。
これでは、相手にすれば、至恩だけマークしさえすれば怖くないということになる。
同様に、絶対に鄭大世にパスが来るからと待ち構えて守られていると、大世だってそうそう力は出せない。
チームでボールを保持して攻めるはずが、弱腰になってしまっているから、相手には怖くなくなっているというのが、観戦していてよく分かった。
まあ、最近そして今日も、来季に向け選手のポジションを実験しながら戦っていたことは事実だと思うが…。
J1の最終年も、J2に降格してからの去年までの2年間も、アルビはなぜかシーズンの最終盤には何連勝かして強い姿を見せ、次のシーズンへの希望の灯をともしていた。
それが、今年は、残念ながら、逆になっているのが、悔しい。
なにはともあれ、あと1試合。
対戦相手は、一緒にJ1からJ2に降格した大宮。
互いにJ1昇格を逃し続け、悲哀を感じるが、来季につながる一戦を期待したい。
それが今のアルビレックス新潟。
どこへ行くのか分からないまま漂っている、そんな感じ。
サッカーJ2リーグも第41節。
残り2試合しかない。
対戦相手は、最下位に低迷するレノファ山口。
試合前から、まさか負けないだろうと思いながら、いやな予感がした。
先発メンバーを入れ替えたとはいえ、連係が悪い。
相手のハイプレスに対して、及び腰になってしまっていた。
選手同士の距離感も悪く、ボールがなかなか前に進まない。
そんな印象だった。
前半の新潟のシュート数はわずか2本。
しかも、枠内シュート0(ゼロ)。
ボールを支配するサッカーは影を潜めた。
決定的な場面は、試合を通して山口の方が多かった。
後半になって、少しは積極的なプレーも見えるようになったかに見えた。
そして、前節までの先発メンバーなど、現在の主力と思われる選手たちを導入し、試合を動かそうとした。
ところが、先制し、試合を動かしたのは、山口。
ゴール前でバタバタしたところをあっさり決められてしまった。
結局この1点を取り返せず、新潟は、最下位の山口にも完封負けを食らってしまった。
前節までの5試合で1引き分けを挟んで、5敗。
そして、今日で6試合勝ちなしの1分け6敗だ。
先日のホーム最終戦で、堀米主将があいさつで話した「強い危機感」は、どこへ行ってしまったのか?
負けが込んでいるせいか、プレッシャーをかけられると、いなすのではなく逃げるようにただ後方へのパスを選択する。
攻撃の選手にボールをつないでも、その選手に任せきりになりフォローがないから、複数で守る相手選手に簡単に防がれてしまう。
だから、チャンスらしいチャンスもつかめない。
試合を終えて、DAZNによると、新潟のシュート数はわずか5本、しかも枠内シュートは0本であった。
攻撃のためにボールを回すサッカーをしていたから相手には怖かったはずが、今は、ボールを取られるのを怖がっているから、相手の方が積極的に迫ってくる。
どのようにそれをいなせるようにするのか、来季に向けて大きな課題だ。
そして、9月10月の頃にアルビのサッカーが楽しかったのは、選手個々が味方の選手のよいところを引き出せるようにプレーをしていたのだった。
だから、本間至恩も味方のフォローによって、より力を出せていた。
ところが、今は、至恩にパスが出たらあとは任せきりだ。
これでは、相手にすれば、至恩だけマークしさえすれば怖くないということになる。
同様に、絶対に鄭大世にパスが来るからと待ち構えて守られていると、大世だってそうそう力は出せない。
チームでボールを保持して攻めるはずが、弱腰になってしまっているから、相手には怖くなくなっているというのが、観戦していてよく分かった。
まあ、最近そして今日も、来季に向け選手のポジションを実験しながら戦っていたことは事実だと思うが…。
J1の最終年も、J2に降格してからの去年までの2年間も、アルビはなぜかシーズンの最終盤には何連勝かして強い姿を見せ、次のシーズンへの希望の灯をともしていた。
それが、今年は、残念ながら、逆になっているのが、悔しい。
なにはともあれ、あと1試合。
対戦相手は、一緒にJ1からJ2に降格した大宮。
互いにJ1昇格を逃し続け、悲哀を感じるが、来季につながる一戦を期待したい。