ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

ずるずると4連敗で、2020シーズン終戦 ~アウェイ大宮戦~

2020-12-20 17:47:47 | アルビレックス新潟
サッカーJ2リーグもいよいよ最終戦。
第42節大宮アルディージャ対アルビレックス新潟。
アルビレックス新潟の胸のすくような快勝を期待したが、いわゆる「真逆」な試合になってしまった。

今季初めて先発に起用された田中達也がどのような働きを見せるか、楽しみだった。
試合中、田中達也の動きも、さすがと思わせるところも多かった。
ところが、前半から、新潟の選手の動きが鈍い。
足を滑らせるわ、ボールをつないでいるうちにミスが出るわ。
で、大宮にボールを回され、ゴール前で決定的なシーンを次々に見せられた。
そこは、幸運にも大宮の選手たちが、次々に枠を外してくれて、なんとか失点せずにすんでいた。
ところが、丁寧にボールを扱おうとし過ぎて動きが緩慢になったところをねらわれる。
DFがボールをかっさらわれて、侵入されると、GKもなすすべなし。
先取点を許す。

その後もラッキーは続き、前半は0-1のまま折り返す。
大宮は、今季負傷選手が続出したが、今日も選手が担架に乗せられて退場する場面が2度もあった。
そんな大宮を気の毒がっているうちに、ここのところお決まりのようになっている後半の立ち上がりに、追加点を奪われる。

新潟は、10月のころの試合まで見られたような、味方の選手を助けるプレーが出てこない。
だから、個々の選手任せになってしまい、ミスが失点に直結する。
ゴール前にクロスを入れられ、真ん中にいる相手選手ばかりを気にするから、ファーから侵入する選手には対応できない。
だから、2点目を献上した。
3点目もしかり。
ゴール前のピンチで、GKやDFが2度もシュートを防いでいるのに、味方はボールウオッチャーになっているだけ。
ゴール前に飛び込む選手は、敵チームの選手ばかりで、味方は来ない。

攻め手も欠く。
本間至恩の怖いところは、ゴール前でのドリブルやシュートなのだが、ボールが来ないので下がって受けに行く。
相手にすると、ゴール前まで距離があるところでドリブルされてもそんなに怖くない。
鄭大世に対しても、いいパスを送ろうとはするが、彼に任せたまま。
近くに寄っていく選手の姿が見られないから、単発で終わる。

つなぐサッカーでは、パスは確かに大事だが、味方を生かさずにまずパスを選択するようでは相手は楽だ。
そして、リードされて時間が足りなくなると、無理な長いパスを選択して取られてしまう。

いいところがないまま、1-3で敗れた。
最終盤に鄭大世のゴールで1点を取ったのが、せめてもの慰めか。

今季せっかくいい形で構築しつつあったサッカーが、来季また一からやり直しになりそうだ。
なぜなら、選手たちが大きく変わるだろうから。
今季は、期限付き移籍の選手たちが何人も正選手になった。
来季は、それらの選手たちがいなくなることが考えられる。
そして、中心選手たちも、J1や他チームに抜かれてしまうことも考えられる。
よい選手たちを連れて来ることができると話は別だが、世の中そう甘くはないと思っていた方がいい。

さて、最終的にアルビレックス新潟は、勝ち点57で11位。
14勝15引き分け13敗。
得点、失点ともに55で、得失点差も±0。
来季も、J1に上がれるチームは2つだけ。
どうにかしてそのうちの1つに入ってほしいものだが…。

すでに、来季の始まりまで、おそらく2か月しかない。
選手もスタッフも、少しだけになるだろうけれど、まずはゆっくり休んでほしい。
皆さん、お疲れさまでした!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする