先日、加治川河川公園に出かけたとき、水門近くの土手道で、2つの出合いがあった。
「出合い」と言っても、「出会い」ではないので、相手は人間ではない。
1つは生き物、1つは野草の花。
1つは、これ。
ヘビなのだ。
1m以上の長さがあったので、目の前を動いて進むのを見て、ちょっとびっくりした。
ヘビには詳しくないけど、目だった模様がないので、マムシではないだろう。
色や模様からすると、アオダイショウでないかな?と思った。
舗道からやがて堤防のやぶの中に入っていった。
目の前を横切るヘビには久々に出合ったよ。
ちょっと肝を冷やして、その場から10mほど離れた場所で見かけた植物がこれ。
白くて小さい花が咲いていた。
一目見て、ナス科の花だと分かる。
あれ?これって、「ワルナスビ」だっけ?
そう考えながら思い返してみると、ワルナスビの花って、もう少し大きかったはず。
そして、中心が分かれていたはず。
【 ↑ ワルナスビの花】
ところが、この花は、大きさが1センチくらいしかなくて可愛い。
中央部分は、ワルナスビと違って1つだし、分かれていない。
その先端からまたちょこんと出ているものがあるのも、なんか特徴的だ。
この植物は何だったっけ?
あとで調べて思い出した。
これは、「イヌホオズキ」だった。
ついでに、ワルナスビとイヌホオズキの違いが端的に書いてある文も見つけた。
・ワルナスビの茎にはとげがたくさんあるがイヌホオズキにはない。
・ワルナスビの葉には波状の大きな鋸歯があるが、イヌホオズキの鋸歯はワルナスビほど目立たない。
・ワルナスビの花は直径2センチほどと大きいが、イヌホオズキの花は7~8ミリとかなり小さい。
なるほど。これは分かりやすい。
こうして、先日、河川公園の水門跡の近くでは、2つの動植物との出合いがあったことも楽しめたのであった。