五泉市の蛭野地区は、「黄金の里」と呼ばれている。
のどかな田園風景が広がり、山に近づく辺りにその集落がある。
そこには銀杏(イチョウ)の木がたくさん植えられ、黄葉の時期になると辺り一面が黄金色に染まる。
それが、そう呼ばれる所以だ。
黄金の里のイチョウは、樹齢200年~600年と言われる立派な巨木が100本ほどもある。
新潟県内でも有名なギンナンの産地になってもいる。
ここのイチョウの黄葉が本当に見事なので、10年ぶりくらいに見に行った。
実は、9日前のごせん紅葉マラソンを終えた後、そちらの様子を見に行ったのだが、まだ黄葉はさほど進んでいなかった。
さて、今日はどうだろう。
久々にきれいな青空だし、11月下旬はきれいだったはずだから、と車に乗って出かけてきた。
9日前に比べて、だいぶ色付いていた。
日が当たる方向からだと、さらに色が濃くなったように見えた。
そして、独特のこの臭いにおい。
足元には、ギンナンびっしり。
踏まないようにと避けて歩くのが大変だった。
以前、踏み歩いて車に乗ったら、数日間そのにおいが抜けず、閉口したことがあった。
集落内の道を散策した。
イチョウではない木の黄葉も美しかった。
田園風景の中に、イチョウの木が欠かせないようにあちこちで存在感を見せていた。
この地域には、イチョウがあることが当たり前なのだろうなあ。
そして、この数日間の冷え込みで、ほかの木の紅葉も進み美しくなった。
黄色や金色が美しかった。
時間が進むにつれ、黄葉を見に来る人が増えてきた。
さすが黄金の里だ。
きっとあと数日後の方が黄葉のピークになるだろうが、その頃には天気が崩れて雪が降るかもという。
だから、天気のいい今日明日のうちに見に行けるのがいいはず。
青空をバックに、光り輝く黄葉を見ることができて、あ~、気持ちよかった。