ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

タマサボテンにはさびしさも感じる

2020-08-03 20:52:46 | 草木花

毎年、咲くたびにかなりの頻度でここに書いているのが、タマサボテンの花。
このサボテンは、繁殖があり、よく増える。
だから、今、6つくらいの鉢に植えてある。
そして、いくらか大きくなると、こうして花を咲かせるようになる。


このタマサボテンは、もともと妻の実家埼玉にあったのだそうだ。
32年前、妻のお母さんが急に亡くなって半年ほどした時、妻は、土も乾燥し切った鉢植えのサボテンを見つけたのだそうだ。
そのままそこにおいても、誰も水をやったりしないだろうからと、新潟に持ってきたのだった。

それが花を咲かせることは、ずっとなかったのだ。
10年以上してから、突然花を咲かせるようになった。
その花の華やかなことに、びっくりしたのだった。
わが家一番の美人花だと思った。
そして、それ以降、ほとんど毎年咲くようになったのだ。

いっせいに咲くこともあるし、別々に咲くこともある。
今年は、サボテンが鉢ごとに花の咲く日が違っている。

このたび、今年3鉢目の花が咲いた。



花の後ろに見えるのは、私らの結婚披露宴での妻の両親の写真と、一昨年亡くなった兄の写真。
3人とも故人となっている。

タマサボテンの花。
美人花ではあるが、うちでは、埼玉の家族の形見のような意味も持っている。
咲くと豪華絢爛だと思うが、最近は、ちょっとした寂しさも感じるのである。
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