ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

いわきサンシャインマラソンを走りたい訳がある

2018-02-08 22:50:26 | 生き方
いわきサンシャインマラソンの日が近づいた。
あと3日後となった。
私にとって、初の県外遠征となるマラソン大会参加でもある。

初めてのいわきサンシャインマラソン出場であるが、この大会があることを知ってから、いつかはここに出たいと思っていたのである。
第1回大会が行われた8年前は、私はまだフルマラソンを完走したことがなかった。
せいぜい10kmくらいしか走れなかったのである。
だから、出場しようという気には到底なれなかった。
だが、マラソンを走れるようになったら、フルマラソンを完走できるようになったら、できれば参加してみたいと思っていた大会だったのである。

どうしてこの大会に参加したいと思うのか。
それは、私自身のルーツに絡んでくるからなのだ。
13年前の2月に亡くなった私の母は、いわき市の出身だったのである。
しかも、フルマラソンのコースは、母の実家の近くを通るのである。

母の実家は、昔、船を持っていた。
そこにはるばる仕事をしに来ていたのが、私の父である。
そうして知り合った若き日の父と母は、やがて結婚して父の実家のある新潟県で暮らすようになったのである。
面白いもので、父の兄は、母の姉と結婚して、いわき市で所帯を構えたのであった。
父は6人きょうだいだったと思うが、母は、10人きょうだいで1男9女の末っ子であった。
父のきょうだいは父を含め、皆亡くなってしまったが、母のきょうだいは、100歳代、90歳代で3人がまだ元気に暮らしている。
10人ものきょうだいだから、たしか、いとこの総数は32人ほどいたはずだった。

そんな訳で、母の故郷となる路を走ってみたいと思ったのだ。
そして、父と母が出会った土地を駆け抜けたいと思ったのだ。


さらに、このマラソン大会は東日本大震災からの復興に向けての意味ももつと理解している。
その地を走るだけだが、そうすることによって、わずかの力になれるようならうれしいとも考えている。

本当は、42kmを自分のペースで走り切れるだけの十分な力はまだついていない、とも思う。
しかし、60歳を過ぎ、今後自分の体力は落ちていく一方となるだろう。
だから、挑戦できるうちに走ってみたいのだ。
新潟シティマラソンで、歩きながらも5時間15分台のタイムでゴールできたことを自信にして、この制限時間6時間のいわきサンシャインマラソンを走ろうと決心したのだった。

この冬は、大雪で練習ができていないから、無理をせずに完走目指して走りたいと思う。

天候が不安だが、車で高速を使って行くことにする。
雪は明日で峠を越えるようだから、それは可能だろう。
あとは、当日の天気が心配だ。

自分のルーツと関係が深い土地、母の故郷を、60歳にして初めて颯爽と駆け抜けたい。
そのスタートまで、あと、2日と10時間…。


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立春も過ぎたというのに、何だ、この雪!

2018-02-07 22:42:43 | 自然・季節
福井県で豪雪による渋滞が解消しない。
そんなニュースが、今夜のNHKニュースウオッチ9でも最大の情報として報じられていた。
ただの立往生ではない。
雪がまだまだ降り積もる中での立往生なので、条件は悪化する一方だ。
救出は簡単にはいかないだろうと思う。
しかし、なんとか早い渋滞の解消を祈らずにはいられない。

そういうひどい状況になると、報道は、最もひどい状況になったところのものばかりに集中する。
けれども、似たようなひどい様子が見られる所は、ほかのところでも結構あるものだろう。
新潟県内でも、昨日県北の峠で15kmの渋滞が生じたとのニュースがあった。

今日は、渋滞ではないが、県内ではあちこちのJRの路線で完全に運休になるところが相次いだ。
だから、新潟市に勤めている息子は、夕方、帰る手段を失って私にSOSを求めてきた。
そこで、往復で2時間余りをかけて、その職場まで車で迎えに行って来た。
新潟市内も、幹線道路でもでこぼこ道になっていて走りづらかった。
1本細い道に入ると、今度は圧雪になっていて、路面がアイスバーン状態になっていた。
車を運転するものとしては、非常に怖い思いをしてハンドルを握っていたのだった。

また、高速道路があちこちで通行止めになったらしい。
時間がたってそれは解消したそうだが、福井の立往生も、もとは北陸自動車道の通行止めから国道に下りて走った車が多くなったことも一因だと報じられていた。
この寒波は、明日までは続くそうだ。
こんな状態では、生活に影響が大きくて困ってしまう人が多いだろう。
雪を下ろす必要が生じて、その作業中に命を亡くした人のニュースも、毎日のようにある。
また、天候や路面状態がよくなってくれないと、私も、週末にいわきに行くことができなくなってしまう。

立春も過ぎたことだし、寒波も、いい加減去ってくれないものだろうか。
ふう…。
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また来た寒波…

2018-02-06 22:13:32 | 新潟
福井県や石川県などを中心としたこの数日の雪。
福井県では、昭和56年以来の大雪だという。
昭和56年は、私が大学を卒業してから初めて新潟へ戻って冬を迎えた年のことであった。
だから、12月に書いたように、ノーマルタイヤで走って動かなくなったりして、いろいろな経験をした。
タイヤチェーンの付け方も、繰り返し行う必然性から、その脱着が難しくはなくなった。
新潟の冬は、新潟の雪は、こうして克服しないとダメなのだ、ということをたっぷり味わった冬であった。
まあそんな思い出話はいいとして、それ以来の大雪だというのだから、37年ぶりということだ。

ところで、今日は、新潟県内にも雪が上・中越地方を中心に結構降った。
鉄道も運休や遅れが目立ち、先月15時間の列車立往生があった信越線も、運休になっていた。

当地でも、なかなかの勢いで雪が降り続いた。
午前中、短時間でスーパーに買い物に行ったのだが、わずか15分か20分くらいの間に、車の上には真っ白な雪が何㎝か積もっていた。
それどころか、家の近くの道では、轍(わだち)がかろうじて分かるくらいになっていた。
短時間にどっと降ったのが分かった。

その後も、長い時間ずっと吹雪いていた。
夕方になって、外に出ようとしたら、風除室はこの有様。

雪がくっついている。

外から見ると、こんな感じでいかにも寒そう。

雪の深さは、50㎝くらいだろうか。

雪の深さは、膝より上になっていた。

フラッシュが光ったら、雪が反射した。

このあと、除雪車が通っていった。
道を車が走れるようになるので、除雪はありがたい。
が、遠慮がないほどたっぷりわが家の前に雪を落としていく。
これをすべて人力で除雪しないと車が出せないから、労力がいるのだ。
せっせと雪を動かした。

暗くなってから除雪車が来たが、この降り方だと、明朝も除雪車が通るだろう。
何度も寒波の来る冬だが、あと2日ほど居座るようだ。
早く去ってくれないと、週末いわきへ行けなくなってしまう。
困ったものだ。
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「大人になるための思想入門」という本を読んで

2018-02-05 22:48:05 | 読む
「おまえには、哲学が足りない。」
私が20代の後半のときに亡くなった父には、よくこの言葉を言われた。

何を言ってんだ。
オレの大学の一般教養の科目「哲学」が「C」だったからって、哲学が足りないだなんて。
オレだって、いろいろ考えてるよ。
たまたま大学1年の時の哲学の成績が悪かったからって、いつまでも言うなよ。

20代のあの頃、晩酌をして、上から目線で語ってくる父の言葉には、反発を覚えたものだった。
ただ、自分の生き方・考え方には確たる自信は持てないでいた。
自分への自信のなさ、というものは案外すっと続いていたのかもしれない。
「不惑」という年代を過ぎ、中年になってからも、ずうっとそんな気持ちでいたのだった。

そのせいだろうか。
今から15年余り前に買った本に、こんな本があった。
「大人になるための思想入門」(新潮選書;新野哲也 著)。

先日、本棚を整理していたら、奥から出てきた。
買ったばかりの新しいままだ。
15年余り前に買った、と書いたが、買ったことを覚えていない。
買ったことも、少しでも読んだという記憶もない。
出版されたのが、2002年7月20日で第1版だから、15年余り前だろうと思っている。
もう、この本は新刊では販売されていない。

本の帯には、「つよい心でしっかりと生きていくために―  世界がひろく、明るくみえてくる。新しい自分に脱皮できる人生のヒント18章」と書いてある。
1章がだいたい10ページくらいで構成されている。
女性との何ということのない会話や、哲学者の論などが出てくることもある。
堅苦しい内容にならずに、くだけた感じになりながらも、自らの主張は通している。
そして、最後には、各章とも必ず「大人になるためのアフォリズム」という金言で締めくくられている。

・過去と仲良く付き合いなさい。小言屋だが信頼できる。未来は、口は巧いが信用がおけない。
・怖いものだけを相手にしなさい。怖くないものは、相手にしなくとも向こうから寄ってくる。
・どんな立派な大人の心も少年の「元気」「素直」「勇気」という三本柱の上に構築されている。
・夜の冷静さで考え、昼の快活さで行動し、朝の清々しい気持ちと夕暮れの穏やかさで語ろう。
・大人は背伸びをしている少年である。上げた踵の十センチのなかに大人のすべてがある。

15年余り前では、まだこれらのアフォリズムに同意はできなかったと思うが、さすがに、定年退職までしてしまった今だと、わかる気がする内容が多い。

そう感じて、ふと思った。
今なら、親父に「おまえには哲学が足りない」なんて言われないだろうなあ…と。
まだまだ自分の生き方に確たる自信をもてないことに変わりはないけれど、ここまで生きていたからには、それなりの思いはもっている。
まあ、親父が亡くなった年齢より長く生きているのだから、それは当然のことだろう。
内面的に少しは大人になれたのだろう、と思いつつ読み終えたのであった。
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悪条件下を走る仲間のような

2018-02-04 21:40:15 | RUN
昨日は、青空の午前から午後には暗い雲に覆われ強い雨風、一部みぞれの悪天候になった。
マラソン大会出場1週間前の週末だから、走りに出たかったのに、と残念に思っていた。
ところが、夕方5時頃には雨も風も止んでいた。
だから、1時間くらい、距離にして10kmくらいを走ろうと、外に出た。

昨日も書いたように、東西に伸びる道は雪がよく解けていて、舗道が露出しているところも多い。
この冬よく走っている地下道と旧道をつなぐ歩道は150mほどあるが、細いながら100mくらいは結構雪が解けている。

そこを通る人とは、道をすれ違うとき、どちらか片方が待ってあげる。
昨日は、向こう側から走って来る人がいた。
私同様に走ってトレーニングしている、私より若い人だった。
その人は、私とすれ違うとわかると、雪が解けている道の端に寄った私を見て、なんと雪の中に両足を突っ込んで、私が道を行けるようにしてくれた。
かたじけない、とはこういう時に使う言葉だろう。
ありがとうございます。
と言って、彼の横を通り過ぎた。

地下道は、地下道といっても、トンネルとは違う。
車道と歩道があり、歩道は車道と並んで東西に走っているが、車道ほど深く沈んではいない。
だが、結構傾斜があり、最も低い所から高い所(出口)までは200mの上り坂である。
先週の日曜日も、今回も、高校生の男子が2人、ここでトレーニングしていた。
何度もダッシュを繰り返していたので、陸上短距離の選手たちだろうか。
坂道ダッシュや階段ダッシュなど、工夫しながら行っていた。
いいなあ、と思った。
高校時代に、部活動の時間だけでなく、こうして自分たち二人で工夫しながらトレーニングしている姿。
私がそばを走ると、彼らは、私が走りやすいように何度も道を譲ってくれた。

自分は、この日あった人たちと比べてがんばっていないけれども、こうして「一緒に」がんばって走っている仲間のような気がした。
冬の悪条件の中でもなんとか走ろうとする仲間がいる。
そんな気がして、気持ちよく走れた1時間であった。
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とけ方に違いがある

2018-02-03 22:27:20 | 新潟
午前中はいい天気だった。
青空が3日連続で見られるなんて、うれしいな、と思った。
ただし、3日とも一日中晴れ続きだったかというとそういう訳ではない。
青空が3日連続で見られた時間が長かっただけである。

午前中に娘と散歩を兼ねた買い物に出て、いつもの道を歩いていった。
すると、4日前には積雪で真っ白だった道も、車道は両端をのぞくとすっかり雪がなくなっていた。
さすが3日も晴れがあると、舗道が露出するのだな、と思った。
しかし、待てよ。
舗道を歩きながら、少し脇の道に目をやってみると、まだまだ圧雪はあるし、今朝は冷え込んだから固く凍っているのがわかった。
なぜ?

…そうか!
日当たりの向きだ!
今歩いている道は、東から西にまっすぐに伸びている。
この向きだと、日中は、日がよく当たるのだ。
ところが、南北にのびる道は家などに陽射しがさえぎられ、日がよく当たらない。
だから、雪解けが進まないのだ。

そんなのは当たり前じゃないか、と思う人もいるかもしれないが、私はそう気づいたのだ。
そのくらい、日なたの道と日陰のある道とでは、雪や凍った路面に違いがあった。
日当たりがよい道は、どんどん雪などが解けて通りやすい道になる。
しかし、日当たりがよくないと、なかなか簡単には解けない。

明け方晴れる時は、冷え込みが厳しい。
そうすると、日陰にできた氷は解けることがなくなる。
わが家でも、車庫の建物が高いので、車庫の前の道や家の入口までが日陰になり、圧雪が凍って、かなりの厚さになっていた。
今日の午前中まで、ずっとつるつるに凍っていた。
また明日から雪になるという予報を聞いていたので、その圧雪や氷を、2種類のスコップで時間をかけて砕く作業を行った。
小1時間がんばったので、直後の昼食は、橋を持つ手が力が入らず少しおかしかった。

昼食後には雨が降り出した。
やはり晴れは長く続かない。
それでも雨なら日陰でも雪は解ける。
砕いた雪や氷が夕方には少し減っていたのを見て、作業したのが無駄ではなかったと思ったしだいである。

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佐渡の断水、解消へ

2018-02-02 22:21:31 | 新潟
今日、「よかったな」と思ったニュースは、「佐渡市の断水解消 自衛隊撤収へ」というものだ。
なにせ、先月29日には、最大で1万世帯以上が断水したのだから。
その数は、佐渡市全世帯の4割に当たるというのだから、すごい数であった。
この復旧に力を発揮したのは自衛隊であった。
災害の救助に、自衛隊の出動を要請するのは今までもよく聞いてきたが、断水で、ということは、初めて聞いた。
断水の発生、そして自衛隊の出動から5日目。
ようやくの復旧となって、本当によかった。

佐渡市は、今日の午後断水が解消したと発表したが、それに先立って、佐渡市長は県の知事を通じて、自衛隊の災害派遣部隊に撤収を要請したとのこと。
また、市長は給水所が設けられた市役所の出先事務所に出向き、陸上自衛隊の連隊長に感謝のことばをたのだそうだ。
県によると、自衛隊は最大で49台の給水車を派遣し、住民への対応に当たったということだ。
市も、水道管から水が漏れ続けている住宅を1軒ずつ確認して、地道に復旧作業を進めた結果だという。
まずは、ひと安心かな?

今年の冬は、日本各地で想定外のことが起こっているなあ、と思う。
それも、半端でない寒波が来るからだ。

しかし、いずこでも、困っている人のために、と懸命に作業してくれる人たちがいるということがわかると、本当にありがたいことだと思う。

明日からまた寒波が…と天気予報は伝えていたが、その寒波を過ぎるとぐっと春に近づくのだろうか?

明日は節分、明後日は立春。
春よ来い。早く来い。
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久々によく晴れた日の夕方、月の明るい夜

2018-02-01 22:29:39 | 新潟
昨夜は、皆既月食が全国で見られるはずの日だった。
しかし、こちらは、くもり空。
月は少しも見えなかった。
残念。

今夜のニュースでは、関東地方で雪が積もり始めた、と言っていた。
昨夜は満月、今夜は雪。
風流だ、などという気持ちの人は多くはないだろう。
先日のあの雪を思い出すであろうから、雪はまっぴら、と思う人が多いだろうなと思う。

皮肉なことに、今夜こちらは月夜だ。

雪の積もった地面に月明かり。


スーパームーンだったせいか、いつもより大きな十六夜の月。
久々に、冬の星座であるオリオン座も見ることができた。

今日の日中も、久々に晴れた。
青空がきれいだった。
夕方には、夕陽を見ることができた。

知らないうちに日没の時間が17時を回るようになっていた。

それにしても、このオレンジ色が暖かい。
日頃、冬になるとこのような夕方を迎えることがなかなかない。
おてんとうさまのありがたさを、つくづく実感する。

今夜月が見えるということは、明朝は冷え込むということだ。
水道や路面の凍結には注意しよう。

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