ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

黄花に元気をもらって秋の日、走る

2022-10-21 21:55:40 | RUN
新潟シティマラソンのダメージが大きかったから、先週は、3kmほどジョギングをしただけで、もっぱらリカバリーに当てた。
今週は、埼玉でのハードな除草作業ばかりで、走る余裕はなかった。

今日、ようやく走りたいな、という気分になったから、野草の花見しながらのジョギングに出た。

道ばたに、小さいながらタンポポが咲いていた。

タンポポには、春というイメージがある。
今咲いて、厳しい寒さの冬を乗り越えたらまた春に咲こうとするのだな。

これは、タンポポに似ているけれど、茎が細長く葉も違う、ブタナ。

夏のはじめから咲くわけだから、ずいぶん長くがんばっているのだな。

2つのがんばっている黄花を見ていると、自分もがんばらなくちゃ、と思う。
もっとも、今走っているのは、がんばるためでなくただ単に走るのが好きだからだけどね。

秋と言えば、その名に秋を入れている、アキノキリンソウ。

子どものころから、山林の入口などでよく見かけたなあ。
これも、黄色い。
黄色い花ばかりによく会う日だ。

おお、今度は一輪二輪ではなく、辺り一面に咲き誇る、セイタカアワダチソウ。

この時期になると、空き地などを占領してびっしりと咲いているのをよく見かける。
日に照らされて、明るく輝くさまは、とてもきれいだ。
外来の有害な植物だと悪評は高いが、青空をバックにするとなお美しいと思う。

黄花ばかりを取り上げているが、最後に出合ったのは、2年ほど前に初めてその存在を知ったオオニガナ。

場所によっては、絶滅危惧種になっているとか。
咲いている場所は湿地だし、咲いている期間もそんなに長くない。
去年は、この花に会わないまま冬になってしまった。
でも、今日は、いや今年は、この花に出合うことができた。

うれしいなあ。

久々のジョギングだったが、このような明るい雰囲気の黄花にたくさん会えて、元気をもらった。
最後は少し疲れたけれど、気持ちのよい13kmRUNであった。


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十月桜も、いいね♡

2022-10-20 21:30:59 | 草木花
先日、マリーゴールドの丘を訪れたときに、桜の花を見た。

十月桜と呼ぶのだろうか?
十月桜なら、年に2回、春と秋に咲くそうだ。

近寄って見てみると、なかなかきれいだ、と見とれた。



ソメイヨシノのように、木全体にたくさんの花が咲くわけではない。



1本の木に咲いている花でも、その咲き具合、色合いなどが違っているのがいい。

うすめの色合いが、個人的には好みだ。



しかも、咲いてたのは、1本の木だけでなく、道路沿いに何本も並んでいたから、意図的に植えられていたのだなあと思った。



十月に美しい桜をちらりほらりと見る。
十月桜。
風情があって、いいものだね。

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埼玉に来て見かけた、オレンジ・カラー

2022-10-19 19:31:30 | 生き方
アルビレックス新潟のJ2優勝が決まったとき、すでに埼玉に来ていた。
新潟にいたのなら、ローカル各局のニュースなどで、アルビに関する喜びの情報がたくさん入ったのだろうに、残念だなあと思う。

そんな私をいやしてくれたのは、埼玉に来てから、アルビカラーであるオレンジ・カラーをいろいろ目にしたこと。

畑の柿の実、少ないけど32個の収穫。

その実の色、オレンジ。

いいねえ。

立ち寄ったマリーゴールドの丘。

その花の色、オレンジ。

いいねえ。

一日の業を終えて遠くに見える浅間山。

それを浮き彫りにする夕焼けの色、オレンジ。

いいねえ。

直前に、今日の作業を終了したとき、車のリアウィンドウは東を向いていたのに、青の中に一郎オレンジ色を映していた。

オレンジ恋しい心が現れているようだ。

さて、埼玉での月例の諸作業を終えた。
新潟へ帰るとしよう。
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ツリフネソウの白花、初めて見た❗

2022-10-18 20:47:45 | 草木花
野で秋に咲くツリフネソウの花が、結構気に入っている。
なんといったって、横から見たらこの魚のような体型(?)。



正面から見たら、口を大きく開けているようなユーモラスな形。



ピンクを濃くしたような赤紫というのも、可愛いじゃないか。

 

ツリフネソウが赤いものばかりかというと、そういうわけではなく黄色いものもある。
その黄色いものは、キツリフネ。


いちおうツリフネソウとは呼び方が違う。

 

先日出かけたときに、キツリフネがいっぱいに咲いている場所の近くに、ツリフネソウも咲いていた。
その辺りでは、キツリフネが元気だったが、ツリフネソウは終わりの時期を迎えていたようだった。

どっちも好きなんだから、ツリフネソウ、ちょっと残念だな、と思った。

 

ところが、その近くを見ていたら、新しい発見があった。
なんと、白花が見つかったのだ。



大きさからいうと、ツリフネソウの白花だったのではないか、と思った。
今まで、ツリフネソウに白いものがあるなんて知らなかったし、当然見たこともなかった。

 

今回、白花を見つけて、これはこれで可憐で可愛いものだなあと思った。
春には、カタクリの白花を見つけたけれど、ツリフネソウの白花なんて、それよりも珍しいような気がした。

カタクリの場合、次の年もその場所で白花が咲いているのを見られるけれども、このツリフネソウはどうなのだろう?
また来年も見られるといいなあ。

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「柳(の)下に2回目のド勝」で、アルビレックス新潟J2優勝!

2022-10-17 20:00:22 | アルビレックス新潟


昨夜、サッカーアルビレックス新潟のJ2優勝が決まった。
素直にうれしいが、前日東京ヴェルディに敗れていたので、今節での優勝はないと思っていたから、びっくりした。
なんと、優勝争いの対象である横浜FCがツェーゲン金沢に敗れてしまったのだ。
残り1試合、最終節を残してアルビの勝ち点は81。横浜FCは77のまま。
勝利による勝ち点は3だから、最終戦アルビ負け横浜勝ちでも、及ばない。
アルビレックス新潟、優勝おめでとう!

ところで、横浜FCに勝ったツェーゲン金沢の監督は柳下監督。
2012年に当時J1だったアルビが奇跡の残留を果たしたときの監督だった。
だからというわけではないだろうが、金沢はその前にも新潟に貢献するような勝利をあげている。
アルビがJ1昇格を決められたのは、その前日に金沢が3位岡山に勝って、勝ち点差を縮められなかったことが大きかった。

金沢よ、横浜FCに勝ってほしい。
そうすればアルビの優勝だ。
そう願ったが、さすがに柳の下に2匹目のドジョウはいないと思っていた。
だが、柳下監督だけに「柳(の)下に2回目のド勝」を実現してくれた。

ただ、その勝利は簡単なものではなかった。
3点はあげたものの、後半退場で1人少なくなってしまった。
残り時間はたくさんあったが、それでもリードを守りきり、勝利を手にした。

同様に、昼間の天皇杯決勝で、甲府は広島の猛攻に耐え、延長戦後のPK戦を制し、J2ながら初優勝を果たした。
どのチームも、どの選手も、試合をする以上は勝ちたいのだ。
だから、金沢にしても甲府にしても、劣勢の中で懸命に走り守る選手たちの姿は感動的であった。

サッカーでは何が起こるかわからない。
ジャイアントキリングも起こりうる。
だからこそ面白い。

ともかく、そんなことを見せてくれた金沢のおかげで、アルビレックス新潟J2優勝!
ヤンツーさん、金沢の選手の皆さん、ありがとう。

次は最終戦。
アルビの選手たちが、J2優勝のシャーレを掲げる姿を楽しみにスタジアムに出掛けることにしよう。

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残念!優勝決定は、おあずけ ~2022アウェイ東京ヴェルディ戦~

2022-10-16 07:09:20 | アルビレックス新潟
う~ん、残念。
サッカーJ2リーグ第41節。
勝てば優勝決定という試合で、新潟アウェイで東京ヴェルディに敗れてしまった。
それも、ウノゼロ(0-1)で。


ヴェルディは、直近5試合負け知らずで4連勝中。
しかも、ここ3試合は相手に1点も許さずに勝っている。
だけど、新潟は今の調子なら勝てると思ったのだが、そうは甘くなかった。

試合前半を見ていると、ヴェルディの方が積極的に来て、新潟がボールを保持しながらいなすような展開。
ただ、その分、シュート数は少なかった。
ヴェルディもアルビも、ミスが少なく、互いに譲らないいい試合だと思って見ていた。


以前もこういう試合は見ていたなあ、山形戦だったっけ?。
あの試合、0-1から追いついたのだったなあ…。
そんなことを思い出したのは、嫌な予感があったせいか?
後半開始から押しまくっていたアルビが、ヴェルディにコーナーキックを与えると、そこから失点。
相手選手たちがキーパーの前でうまく壁を作ったせいで、GK小島が取れずに倒されたところを蹴り込まれた。
先制を許してしまった。

でも、追いつく力はあるはず、と思って見ていた。
チャンスはあった。
65分、堀米が自陣からディフェンスラインの裏にグラウンダーのボールを入れ、抜け出した小見がシュートを放つが、力んで枠を外してしまった。
もったいなかった。
相手GKも前に出てきたし、あせって強く蹴る必要はなかったのだが…。

その後も攻め立て、コーナーキックも多く獲得したが、やはり選手たちには焦りが生じたようだ。
結局、山形戦のように同点弾を決めきれないまま試合終了。
逃げ切ったヴェルディの選手たちが、何人も疲れて倒れたのが印象的だった。
それだけ向こうにとっても苦しい試合だったということだ。
がっぷり四つの、とてもいい試合だった。


だけど、アルビが1点入れていれば、もっといい試合だったのだけどね…。

これで、この土曜日の優勝決定はおあずけ。
日曜日の試合で、横浜FCが負けるか引き分けることがなければ、今節の新潟の優勝はない。
その横浜FC の対戦相手は、ツエーゲン金沢。
先日3位の岡山を破ったときのように、2位の横浜FCにも勝ってくれないかな?
と、ヤンツーさん(柳下監督)だけに、の2匹目のどじょうを期待したくなってしまう。

そこがうまくいかなく ても、次節はホームで最終戦だ。
そこで勝てばよいのだ。
去年と同じく、ホーム最終戦の相手は町田ゼルビア。
去年は負けてしまったから、今年はお返しをして優勝しよう。

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立教大学、55年ぶりの箱根駅伝本大会出場決定!!

2022-10-15 13:53:31 | スポーツ
やったよお!
わが母校、立教大学、やってくれました。



55年ぶり箱根へ!箱根駅伝予選会で総合6位。

パチパチパチパチ!!
すごいですねえ。
なんてったって、55年ぶりですよ、55年ぶり!
55年前というと、1968年、昭和43年。
当時、私は、まだ小学校5年生でしたよ。
そのときは、まだ立教大学なんて知らなかったよ。
いや、野球で長嶋茂雄選手のファンだったから、その出身大学というくらいで、名前くらいは聞いたことがあっただろうとは思うが。

1968年(昭43)1月の第44回大会で11位(出場15校)になって以来で、54年のブランクは箱根駅伝史上最長なのだそうだ。
ちなみに、これまでの最長記録は青山学院大の33年のブランクだったとのこと。

立教大学の陸上競技部は、箱根駅伝開始時の1920年に創部され、通算27回出場の古豪だったのである。
最高成績は、私が生まれた年の1957年の3位だったという。

そしてしばらく不振が続いていたが、大学が、数年前に創立150周年記念事業の一つとして、「立教箱根駅伝2024」という取り組みを始めた。
2024年の第100回箱根駅伝での箱根駅伝への復帰だ。

そこで、佐久長聖高校や中央大学などで、名ランナーとして実績を残している上野裕一郎選手を監督兼選手として迎え、競技力の向上を図ってきた。
なにしろ、監督兼選手というのだから、すごい。

とはいうものの、多くの大学が箱根駅伝への出場を目指す中で、弱い大学だったから、選手を集めるのも大変だったであろう。
また、2024年の出場に向けて、実績を残していくのも簡単ではなかったはずだ。
しかしながら、箱根駅伝の予選会の成績は年々向上していた。
2018年 28位
2019年 23位
2020年 28位
2021年 16位
2022年  6位 ☆
ついに、予選会のトップ10入りを果たした。
監督と選手のなみなみならぬ努力の甲斐があったことだろう。
1年早く前倒しした形で夢を実現できるとは、すばらしい!



今後は、本大会で次年のシード権を取得することが大きな目標となる。
でも、とにかく、来春「R」の文字が前面に出た紫のランニングシャツが躍動するのが楽しみだ。

行け!立教健児!

♬見よや十字の旗かざす 立教健児の精鋭は…


心の中で第一応援歌を歌いながら、応援するのみだ!!
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内の倉ダム湖ドライブ

2022-10-14 17:46:17 | お出かけ
昨日、午前のひととき晴れ間があった。
まだ紅葉シーズンには早すぎるが、秋の山野草なら何かこの周辺では見ないものが見られるかもしれないな。
そんな期待から、少し山の方へドライブに出かけた。

内の倉ダムというダムがある。
子どもたちが小さいころには行ったことがあったが、しばらく行ったことがない。
そちらの方へ車を走らせた。


着いてみると、さっそく黄色い野草を見つけた。

ニガナに似ているけれど、ちょっと葉が違うなあ。
楕円形の葉で先端がとがっているという、ヤクシソウの花かな?

ここでは、ダム湖を1周できるとは知っていた。
だが、土砂崩れか何かで通行止めになっていたはずだから、行けるところまで行ってみよう。
そう思って、山野草の花を探しながら、車を走らせることにした。

まだ紅葉には早く、「黄葉」のレベルだったが、色づきは少しずつ美しさを増してきていた。


次も黄色い花。
キバナアキギリが見つかった。


紫色のタイリンヤマハッカもあったぞ。


しばらく行くと、橋があり、そこからダム湖をながめることができた。
何らかの工事をしているせいか、水が極端に少なくなっていたが、なかなか壮観だった。


さらに行くと、車がすれ違えないくらいのトンネルがあった。
「水谷トンネル」の名前を見て、卓球の水谷隼氏を連想してしまった。


トンネルを抜けて先に進むと、赤い実が目に入った。

「トウモロコシみたい」と娘が言ったが、なるほど似ている。
これは、マムシグサの実だ。
この毒々しい赤さは、やぶの中にあっても目立つ。

半分青いのもあったぞ。


その近くに、試験管ブラシのような白い花が。

名前を度忘れして、シライトソウに似てるけど、何だっけ…?
そうそう、これは、「サラシナショウマ」。

よく見ると、花の集合体。


マムシグサの実やサラシナショウマに出合って、ドライブに出た目的を達成したなあ、と満足感にひたった。

すると、路上に猿の群れが何匹か歩いていて、ビックリ。
写真は撮れなかったが、普通に道を歩いたり横切ったりしていた。

水谷公園というところに出て、この案内札を撮影。


そこから遠くないところに、「湖畔公園」という場所があった。

芝生になっていてよく整備されていたが、こんな場所があるとは知らなかった。


やがて、1周の道路は、通行止めになっていた。
残念。できればダム湖を1周したかった。

仕方なく、トンネルを通って、知らない道を行くことにした。


先ほどの案内板にも出て言たけど、なんと狭くて暗くて細長いトンネルだろう。
ちょっぴり怖かったよ。

狭い山道を下っていくと、上赤谷の集落に出た。
その先は、滝谷集落につながっていた。
へえー、こんな抜け道があるんだあ!!?
と、新発見。
面白いなあ。

山野草あり、猿あり、公園あり、未知のトンネルあり。
楽しいダム湖1周ドライブだった。
もう少し後に紅葉の時期を迎えると、この内の倉ダム周辺は、もっときれいだろうなあと思ったよ。
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レプユニを着用して走る

2022-10-13 19:45:49 | アルビレックス新潟
新潟シティマラソンで、着用してよかったあ、と思った。
アルビレックス新潟関係のTシャツだ。
今回私が着たのは、もう6,7年前に出た「アイシテルニイガタ」と書かれたもの。



古くなってきたが、これがアルビレックス新潟を応援するTシャツだということを、知っている人はよく知っている。
クラブ創設20周年を記念して出された復刻版ユニフォームというものであった。
悲しいことに、近ごろはヤフオクやメルカリなどでも見かけてしまう。
だが、そんなものに魂もレプユニも売らないぞ。

マラソン大会に、この「アイシテルニイガタ」ユニを着て、新潟愛を示すのだ。
今回示したかった新潟愛は、
一つは、アルビレックス新潟愛
一つは、新潟シティマラソン大会愛
一つは、新潟県民としての新潟愛
であった。

ランナーや、沿道で応援する人たちには、たくさんのアルビサポがいる。
そこに、アルビのレプユニを着て走る人がいるのを見ると、「ああ、あの人もアルビレックス新潟を応援するサポーター(アルビサポ)なんだ」と思ってくれる。
アルビを応援する仲間意識が生じるのだ。
まして今回は、前日の試合で勝ってアルビレックス新潟がJ1昇格を決めたから、うれしい気持ちで走ったり見守ったりしてくれていた。

かくいう私も、J1昇格が誇らしかった。
だから、その喜びをエネルギーに代えて走りたいと思っていた。
レプユニ着用の効果は驚くほどあった。
気持ちよく声援を受けられるのだ。
「アルビ、がんばれ!」と。

沿道の人々の中には、自身もアルビユニを着用していたり、アルビのタオルマフラーを持っていたりしながら応援している人が、何人もいた。
そういう人は、レプユニ姿の私を見て、だいたい間違いなく声をかけてくれた。
昨日の今日なので、
「J1昇格おめでとう!」
と声をかけてくれる人がなんと多かったことか。
調子に乗って、私も、
「ありがとうございます。次は、J2優勝だ!」
などと返したこともあった。

「アイシテルニイガタ、行け~!」
と言われたときなんか、
「♬オレたちが ついてるさ ニイガタ」
と、そのまま「アイシテルニイガタ」を歌ったりしてしまった。


レプユニ、と言えば、今回特徴的によく見かけたのは、「神ユニ」であった。
「神ユニ」とは、アルビレックス新潟が勝利した際に選出される、マン・オブ・ザ・マッチ(最優秀選手)の特別仕様ナンバーが入った限定ユニフォームのことである。



数量が限られているので、珍しいのだが、今回は着用者を何人か見かけた。



私が見たのは、次の背番号。
8番…高宇洋選手。松橋監督がガッツポーズをした珍しい試合のものだった。
25番…藤原奏哉選手。男性と女性と、2人いた。人気があるなあ。
14番…三戸舜介選手。これは、アウェイ戦だったので、色が白。
333番…高木善朗選手。本来33番の選手だが、去年ハットトリックを決めた試合の記念にもう1つ3をつけたもの。
13番…伊藤涼太郎選手。前日2ゴールのMVP。

28キロ付近で、13番をつけていたランナーが座り込んで脚を痛そうにしていた。
身内のような気がして、
「クール太郎、がんばろう!」
と、思わず叫んでしまった。


みんなアルビが好きなんだなあ。
その思いを共有していると感じるだけで、自分の仲間がたくさんいるような気がして、走る元気が出た。
そして、応援してもらえて、がんばろう、と力が出た。
レプユニ着用効果は、抜群であった。

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マラソン大会は26kmまで それ以降は「遠足」だった④(最終) ~2022新潟シティマラソン~

2022-10-12 21:30:42 | RUN
痛い、痛い、歩けない。
ここで棄権か?
いや、もったいない。
せっかく33kmまで来たのに…。

足を引きずりながら、少し前へ進んだ。
痛みはあっても、これなら行けるかも。
どうせ制限時間は、7時間。
まだ3時間近くある。
残り9km、それまで歩ける限り歩くことにしよう。
覚悟が決まった。
土手の上の道を前に向かって歩き始めた。

ありがたいもので、ゆっくり歩いているうちに、少しずつ股関節の痛みは和らいでいった。
脚全体の痛みは消えなくても、歩けるようになっただけで御の字。

そこからまもなくして、エイドがあった。
ここは、新潟大橋からつながるガード下、第10・11エイド。
行きのランナーも帰りのランナーも利用できるフードエイド、というわけだ。
そこで珍しいものが。
なんとアイス、県内産氷菓の「もも太郎」。

疲れている身には、「うわあ、いいなあ。食べたいなあ」と思えた。
だけど、この後、35kmの第3折返しを回って戻ってきたときにも食べられるはず。
「よし。折り返してきてから、残っていたら、自分へのごほうびとしていただこう」と決めた。
代わりに、1口で頬張れるパック詰めご飯をいただいた。

小さなパックに、ご飯とその上に細かくした梅干しか鮭フレークが載っていた。
おにぎり代わりとして、よく考えられていたし、コシヒカリのご飯は冷たくてもおいしかった。

ひたすら歩いたけれど、なかなか35km折り返しは近づかなかった。

よく、マラソン大会の後半には、ゾンビのような人たちがぞろぞろと歩いている、と言われるが、そのとおり。
私も、そのゾンビの一人である。
時折、ゾンビの歩く狭い道を緩いスピードですり抜けていく「人間」がいる。

やっと35km。

そこから土手下の道路に降りて、歩く、いや走るコースとなる。
上も下も、ゾンビの群れ、壮観。

ゾンビが歩きながら、ようやく待望のエイドに着いた。
そして、憧れだった「もも太郎」をゲット、口に入れた。
冷たい。一気に体が冷える。
そのうえ、冷たすぎるから一度にたくさんは食べられない。
子どもたちには見せられない食べ歩きをしながら進んだが、全部は食べ切れず、道路わきにアイスは落とし、ゴミは短パンのポケットに入れた。
先ほど高橋尚子さんと会ったガード下にすでに彼女はいなくなっていた。
きっと多くのランナーを引き連れて、ゴールに向かったのだろう。

そこから関屋分水にかかる国道116号線の平成大橋を渡る。
その橋上が37kmのポイント。
橋を渡り終えると左に折れて、ゴールまであと5km。
この分水堤に至っても、歩くことが中心の自分がもどかしい。
目の前の女性ランナーも、自分と同じような状態。
だから、歩きながら話しかけてみた。
「走りたい気持ちはあるけど、走れない。走ると脚に痛みが出て走れなくなってしまう」と言う。
私と全く同じなのだ。
みんな、好きでゾンビを演じているわけではない。
タイムも、歩きがほとんどでほんの少し走るだけなので、10分/km前後が普通になってしまった。
㉞10分08秒 ㉟9分46秒 ㊱9分46秒 ㊲10分29秒 ㊳10分9秒

関屋分水堤から、信濃川にかかる本川大橋を渡ると、あと残り3kmとなる。


目の前を歩いていたランナーが、やたらブツブツ言いながら立ち止まり、何やら叫んでいる。
「キツイ!脚が痛い。吐きそうだ」
などのようだ。
そばを通りながら、「あと30分歩けぼ、ゴールですよ」と気持ちを和らげようとしたが、聞く耳をもっていただけなかったようだ。

そこからの3kmがえらく長かった。
歩き続けながら、たまに走るが、70歩ぐらいで走るのが限度になる。
太ももが痛くなり走れない。

なかなか陸上競技場が近づかない。

ラストスパートとばかりに、私を抜いて走っていく何人ものランナーを、うらやましく見守った。


ようやくあと残り数百メートルというところで、本日3回目のレース中の出会い、高橋尚子さんが反対側から走ってきた。
例によって励ましながら、ラストスパートを促す。
これだけレースの各所で励まし続けるゲストランナーは、私の知る限りでは、高橋尚子さんだけだ。
このエネルギッシュな姿勢は、本当にすばらしいと思う。
…でも、私はその後も歩くしかなかったのであった。
㊴9分55秒 ㊵9分25秒 ㊶8分57秒 ㊷9分25秒

ついに、道路から陸上競技場の入口へ。
ここから先は、走ってゴールしたい。

ジョギングのペースで、日本文理高のチアガールたちが励ましのダンスを踊る前を通り、フィニッシュ。
5時間27分台のフィニッシュ。

情けない姿のゴールだったが、ガッツポーズが出た。


場内では、21km地点で会ったHKさんと再会、記念に写真を撮らせていただいた。

やがて、移動して手荷物を返却してくれる場所で、息子と会った。
息子は、自分のペースで走り切り、自己新記録だったとのこと。
私は、フルマラソンの自己最低新記録だったが、なんだかとても満足していた。


4年ぶりにフルマラソンの大会に参加できたこと。
最後までたどり着いてゴールできたこと。
制限時間いっぱいの7時間ではなく、5時間30分を切って「完走」できたこと。
体がもたなくなっても、がんばって進むたくさんの人たちを見たこと。
高橋尚子さんのすばらしい激励ぶりにふれたこと。
出走しなければわからないこと、感じられないことがたくさんあった。

26kmまではマラソン大会だったが、その後は、間違いなく「遠足」だったからなあ。
いろいろ飲み食いもできたし、マラソン遠足、とても楽しいものだった。
…ということにしておこう。
めでたし、めでたし…!?
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