ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

マラソン大会は26kmまで それ以降は「遠足」だった② ~2022新潟シティマラソン~

2022-10-10 19:12:56 | RUN
信濃川沿いに走って行くが、土手があるのであまり川は見えない。
旧コースの頃はスタートしてからあまりたたないうちにここを逆向きに走っていたが、道幅がそんなに広くなかったので、走りにくかったことを思い出す。

コースからは、信濃川にかかる橋が見える。
最初は、JRの通る鉄橋、そして昭和大橋、八千代橋と橋を数えていく。
4つ目の萬代橋が、われわれが渡る橋だ。
その手前で、万代シティバスセンターの方へいったん折れて、ファンランコースは道の右側を、フルマラソンコースは左側を走ることになる。

万代橋を渡る。

橋からは、下流の朱鷺メッセのビルが見える。

道の左側に今回から設けられた、「ユニバーサル・ラン」のコースがあり、車椅子に乗った人も、補助してくれる人と共に、楽しそうに2kmのコースを進んでいた。

やがて、道は柾谷小路へと進む。

その辺りで、先行している息子とすれ違うのを期待したが、もっと早く行ったようで会えなかった。
しかし、ゲストランナーの一人である、東京五輪銅メダリストの永田務さんが、ユニバーサルランの参加者たちを激励して走っているのとすれ違った。
NEXT21の前、西堀通の交差点で折返し。

やがて、コースは信濃川沿いの道へ向かい、ファンランコースとお別れ。

この通りを走るのを待っていた。
なぜなら、この通りの端までいくと、およそ2時間近くずうっと我慢していた仮設トイレがあるのだ。
その1kmほど前にある公衆トイレに次々と立ち寄るランナーも見かけた。
みんな我慢していたのだなあ…。
と、横目で見て、自分はもう1km余りガマンガマン、と言いきかす。

対岸にある朱鷺メッセ。

そして、新潟市歴史博物館みなとぴあの横をすり抜けて走ると、やがて11km地点となる。

そこに、待望の仮設トイレがあった。
やった、幸い空いているトイレがあった。
即入室、用を足した。
ずっと我慢していたため、その小用は、1時間20秒ほどもかかっても止まらず、われながらびっくりしたよ。
いやあ、すっきりした。
(品がなくてすみません)
⑧6分43秒 ⑨6分30秒 ⑩6分24秒 ⑪8分11秒(小用の長さが分かる)

やがて、道は、新潟みなとトンネル入口へ。

右側のトンネルからは、もう出てくるランナーたちがいる。
速いなあ、今の自分よりも7km以上も先を走っているということか。
そう思いながら、片道3.26㎞ある海底トンネルへ入っていく。
最初は、下りで走らされる感覚。
暗いせいもあり、途中から平らなのか上っているのか、わからなくなった。

やたら汗をかくようにもなってきた。
それでも、ウオッチで自分のペースを確認すると、1km6分台を維持することができたので、われながら順調だと思った。

トンネルを抜けると、上り坂。
きついと思っていたら、第1折り返しを終えた息子とすれ違うことができた。
いい感じで走っていた。
互いに手を挙げ、「ナイスラン」と声が出た。
その直後には、私がこの新潟シティマラソンに初挑戦したときに職場で縁のあったランナーのIさんとすれ違うことができた。
「Iさん!」
と声をかけると、大きく目を見開いて驚いたようだった。
互いに走りながら、「がんばりましょう!」とエールを交わして過ぎ去った。

15.7㎞で初のフードエイド。

こういう時には必ずあったフルーツがない。
以前なら、バナナやオレンジが必ずあったのに。
そうか。これも、感染症禍の大会ゆえか。
代わりに置いてあったのは、ハッピーターンやキャラメル類などの菓子類。
これでは腹はふくれないなあ、とちょっぴり残念に思いながら、近くの第1折り返し点を回った。


そこから、再びみなとトンネルの復路に入っていく。

往路側を見ると、自分が走ったときよりたくさんのランナーが歩いていた。
まだ15km手前なのに、今から歩いているのではこれから先大変だな、なんてその時にはまだ余裕のあった私だった。

そんな自分が、トンネルの中で、初めて太もも前部に疲れを感じた。
ラップも、1km6分台の後半から7分へと落ちてきた。
まだこれは想定内。
そう思いつつ、先は長いのにと少々心配にはなった。

トンネルを抜けて、新鮮な空気を吸ってほっとした。
だが、まだそこは19km。

中間点にも達していない。
これからがきつくなる、と覚悟しながら海沿いの道を進んでいった。
⑫6分33秒 ⑬6分39秒 ⑭6分25秒 ⑮6分56秒 ⑯7分00秒 ⑰6分40秒 ⑱6分47秒 ⑲7分07秒

時々佐渡が見える。

この道には、多少のアップダウンがある。
上り坂は、大股で腕を振って進むようにし、走り続けた。
そうするだけでも、脚は疲れてきたがキロ6分50秒台で進めていたのだ。


中間点を示す札を持っている方がいて、「写真撮ってもいいですか?」と尋ねて取らせてもらった。

太ももがだいぶきつくなったが、我慢していくしかない、と気持ちを持ち直した。
やっと中間点だ。
まだ半分でしかない。
きつくなってきたけど大会を楽しむしかない、と改めて決意した。
⑳6分55秒 ㉑6分55秒
(つづく)
コメント
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