今日からきいていくのは、昨日、追悼記事にもしたアンナー・ビルスマによるガンバ・ソナタ(オブリガート・チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ)です。といっても、ビルスマがひくのはヴィオロンチェロ・ピッコロで、1700年ごろチロルで製作されたもの。共演するボブ・ファン・アスペレンの楽器はチェンバロではなく、ファーマ&ラートへーフェル製作のトランク・オルガンです。チェンバロではなくオルガンを選んだのは、3声部のバランスと、低音の保持音の問題からということのようです。収録順どおりに第3番(BWV1029)から楽しむことにします。録音は1990年です。
CD : SK 45 945(SONY CLASSICAL)