三位一体節後第20日曜日にきくのは、ヘルムート・リリングたちによる「われは行きて汝をこがれ求む」(Hänssler CLASSIC CD 92.018)です。このカンタータは1726年11月3日に初演。導入のシンフォニアは、オーボエ協奏曲、あるいはフルート協奏曲(原曲はチェンバロ協奏曲第2番)の第3楽章からの転用とみられ、これにアリア(バス)、レチタティーヴォ(ソプラノとバス)、アリア(ソプラノ)、レチタティーヴォ(ソプラノとバス)、アリア(バス)とコラール(ソプラノ)の5曲が続きます。リリングの録音は1982年。合唱曲がないためシュトゥットガルト・ゲヒンゲン・カントライに出番はなく、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、そして独唱者のアーリーン・オジェー、フィリップ・フッテンロッハーのみでの録音です。