今週きいてきたのは、ヴォルフガング・リュプサムの「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」。同曲集はリュプサムがリュート・チェンバロ(ラウテンヴェルク)を弾いて2016年に録音したもので、これを番号順で楽しんでいます。これからきくのはプレリュードとフーガ第6番(BWV875)。プレリュードを疾風のように弾く奏者が多い中、リュプサムはここでもゆっくりめのテンポで繊細に弾いています。楽器はおそらく、キース・ヒルが2014年に製作したリュート・チェンバロ。来週もひき続き、リュプサムの「平均律」をきいていきます。
CD : CR2.3348(Counterpoint Records)