先週から楽しんでいる、ヴォルフガング・リュプサムの「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」。同曲集は2016年に録音で、リュプサムはすべての曲を、キース・ヒル製作とみられるリュート・チェンバロ(ラウテンヴェルク)で弾いています。これからきくのはプレリュードとフーガ第7番(BWV876)。リュプサムはプレリュードもフーガもじつにおだやかに弾いており、食後のひとときにきくにはぴったりですね。もっともきき手によっては、消化不良になるかもしれない演奏といえます。
CD : CR2.3348(Counterpoint Records)