『名瀬市誌』を,、題字だけを見て、名瀬市の観光パンフの類だと思ったら大きな間違いでした。
また発音だけから、単に名瀬市の成り立ちの歴史を書いた本だと想像しても、違います。
名瀬市誌は、学術研究の歴史・民俗資料としても高い評価をうけているばかりでなく、最近の南島文化研究の進展による、奄美・沖縄への関心の高まりによって、一般の人にも読まれています。昭和37年の市誌編纂事業への着手は、奄美の他の町村史(誌)編纂の先駆となるものでした。
巻歴史編は、869ページ
詳しくは、こちらをご覧下さい。
奄美博物館 「改訂 名瀬市誌(全三巻)」
発刊、販売ご案内
本屋さんで買った奄美の歴史や、民俗など本を読んでいると、それらの本によく引用されている本です。
全部で2,236ページもあります。
しかし、学術研究と聞いて尻込みしていたのも、また間違いでした。
拾い読みですが、読んでみるとこれが意外、読みやすいちいってはアレですが、おもしろいのです。難しい漢字や、読みにくい地名などには振り仮名もふってあります。
『道之島代官記集成』
これは福岡大学研究所が、近世・明治初期、薩摩藩と明治政府が行なった南西諸島の支配記録(代官所記録)とその関係諸資料を校訂して、まとめた本です。本屋さんにはないので、図書館で借ります。
代官所は藩の統治機関、
「道之島」は藩政期の奄美諸島の総称、もともとは琉球王朝に服属、1609年島津氏の奄美・琉球出兵により、1610から11年にかけて道之島5島は薩摩藩直轄の蔵入地となって本琉球から分離。
琉球服属はいつですか?と聞かれたら、一応1266年とされていますが、はっきり定まっていない、
もしそれを見た人が生きていたとしても定めにくいと思うので、13世紀頃だんだんと、と答えることにしている。
あとで調べる。
大島代官記
喜界島代官記
徳之島代官記
沖永良部島代官記
呼び名はいろいろ
諸資料は374頁から465頁まで
これが意外や意外、人物の名前がたくさん出てきますので、ご先祖のルーツ探しに役立つことがあるのだそうです。
勉強すれば、あなたのルーツもわかるかも知れません。
位牌、お墓、戸籍謄本、土地登記簿、電話帳、お年寄りの話、古い文書、写真、絵、遺品など。
角川 日本地名大事典46
名瀬市 あまみ庵図書目録 角川 日本地名大事典46
ルーツ探しの旅に出かける前に、こちらのサイトなどである程度、目星をつけておかないと、宿泊費、滞在費がかさみます。
鹿児島県立図書館
蔵書検索のページがあります。