内容(「BOOK」データベースより)
昭和14年以来、日本全国をくまなく歩き、各地の民間伝承を克明に調査した著者(1907‐81)が、文化を築き支えてきた伝承者=老人達がどのような環境に生きてきたかを、古老たち自身の語るライフヒストリーをまじえて生き生きと描く。辺境の地で黙々と生きる日本人の存在を歴史の舞台にうかびあがらせた宮本民俗学の代表作。
文庫: 334ページ
出版社: 岩波書店 (1984/01)
2010年6月7日第60刷発行
底本『忘れられた日本人』未来社 1960年2月
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名瀬の書店で偶然の出会い。
ナゼ今、出会うのだろう、というのが買った動機。
著者も書名も、知っていた。
とくに「土佐源氏」の章などは、小説を読んでいるように面白かった。
ただ急いで読み飛ばしたところも多く、「宮本民俗学の代表作」という重み?までは感じることはできなかった。
その意味で、まだ本当の出会いとはいえないかもしれない。
繰り返し何度か読むうちに、深い理解を味わえる類の本であろうことはわかった。
忘れられた日本人 (岩波文庫) 価格:¥ 735(税込) 発売日:1984-01 |