日本社会の歴史〈上〉 (岩波新書) [新書]
(著)
出版社/著者からの内容紹介
現代の日本・日本国は,いかなる経緯をへて形成されたのか-.周辺諸地域との海を通じた切り離しがたい関係のなかで,列島に展開した地域性豊かな社会と,「国家」とのせめぎあいの歴史を,社会の側からとらえなおす.著者10数年の学問的営為の結実した本格的通史 (全3冊)
登録情報
新書: 210ページ
出版社: 岩波書店 (1997/04)
言語 日本語
帯 待望の通史
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必読書ということで以前読んだ記憶があったのですが、それは記憶違いだった。
通史とはいえ、特に(中)は、事実関係の記述が濃くて速読に徹した。
明治政府による、「江戸時代」否定と「日本人」の捏造P150(下)、これが一言で言えばこの本のキモだろう。
思想・学問における「日本人」の呪縛P159
徹底的に刷り込まれた、これらの呪縛から、我々はいまなお、完全に解放されたわけではない。
「辺境」の奄美の歴史を考える上にも大いに参考になった、と思う。
wikipedia 網野 善彦(あみの よしひこ、1928年 - 2004年)
歴史学者。専攻は日本中世史
日本社会の歴史〈中〉 (岩波新書) [新書]
網野 善彦 (著)
帯 並び立つ二つの王権
待望の通史の続編
日本社会の歴史〈下〉 (岩波新書)
網野 善彦 (著)
帯 ついに完結 近代日本の歴史認識の根本問題にせまる
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日本社会の歴史〈上〉 (岩波新書) 価格:¥ 735(税込) 発売日:1997-04 |
日本社会の歴史〈中〉 (岩波新書) 価格:¥ 756(税込) 発売日:1997-07 |
日本社会の歴史〈下〉 (岩波新書) 価格:¥ 735(税込) 発売日:1997-12 |