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田中一村特別展 「田中一村 新たなる全貌」 県立奄美パーク田中一村記念美術館

2010年11月16日 | 田中一村

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15日(月)に田中一村特別展(観覧料1000円) を見てきました、美術館入り口で.2500円で画集を買いました。

発行日 2010年8月21日

発行 千葉市美術館 鹿児島市立美術館 田中一村記念美術館

全359ページ

田中一村特別展 「田中一村 新たなる全貌」 は

県立奄美パーク田中一村記念美術館google にて

11/14(日)~12・24日まで開催中(期間中休館日はありません)

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第一章 東京時代(1908-1938)

第二章 千葉時代(1938-1958)

 やわらぎの郷聖徳太子殿の天井画製作

やわらぎの郷(石川県羽咋郡宝達志水町敷浪5-10)google

 九州・四国・紀州への旅

第三章 奄美時代(1958-1977)

それぞれの部屋に分かれて展示された全国から集められた過去最大規模となる200点以上の作品を見ながら、最後の奄美時代の部屋にたどりついたときの感動は、平成13年に美術館ができた当初に見たときとのあの息をのむような感動とはまた違うものだった。

「蘇鉄残照図」p175や「パパイヤとゴムの木」p174のぼんやりとした夕日の光はやわらく、なつかしい。「はじめての奄美」という人にとってもなつかしく感じられるだろう。これも「古事記の世界」なのではないかと思った。亜熱帯の暗い森のむせ返るようなとか生命力に満ちたとか、装飾的なという印象は影をひそめ、むしろ落ち着いた明るささえ感じられ、やさしく神々しくもあった。一村の最晩年の作で、命を削るようにして製作したといわれる代表作のクワズイモと蘇鉄の背景の空の色がうっすらと黄金色に輝いて見えたのはなぜか。それは、千葉時代、一村が自信をもって展覧会に出品したが落選し、かわりに入選した作品での受賞を拒否、それらの経験が奄美行きの決心の背景にあった考えられるという「秋晴」p139の背景の色や「黄昏」p140に通じるものかも知れないと思い画集を開いて見たが、やはり美術館で見た本物の絵とは違って見えた。奄美をおいて一村は語れないが、それだけではないという「全貌」が見えた気がした。

「田中一村新たなる全貌」、「伝説からの脱却」いう副題に、主催者側の自信が感じられる充実した内容だった。

あまりにも異例な形で世の中に登場したあのときから約四半世紀が過ぎようとしている。一村の画業に対する学術的研究も進み、一画家としての新たな魅力を感じてもらおうという試みは成功したといえる内容だったとおもう。

しかし、一村は生前、自分の絵が50年後、100年後理解されればよいという気持ちで描いていたという。「新たなる全貌」はつづくのか。

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「 田中一村 新たなる全貌 」の特別展を奄美パーク・田中一村記念美術館で

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きのう NHK教育 日曜美術館 田中一村をみた

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↑ 奄美パーク総合展示場入り口

 

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↑ 展示館から美術館への通路

 

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↑ クロトン  背景 奄美パーク総合展示館 ビロウ樹 幹

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ブログにたくさんの写真を載せたあと、どうして似たような絵をたくさん載せてしまったのだろう?と後悔することがあるのですが、一村の絵の中にも、似たような絵がいくつもあって少し安心しました。

 

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2010大相撲11月(九州)場所3日目(火)奄美郷土力士の星取り表

2010年11月16日 | 大相撲

大相撲11月(九州)場所 3日目(火)

奄美郷土力士全12人の結果と星取表

  日本相撲協会

太字はきょう取り組みのあった力士
赤太字が勝った力士

十両

旭南海(きょくなんかい)徳之島天城町 大島部屋
11月東十両5 ●●○1勝2敗

9月東前頭16●○●○● ●●○●○ ●●●●●4勝11敗
7月西十両12○○●○● ○○○●○ ●●○○○10勝5敗 
5月 西十両9●●○●○ ○○●●● ○●●●○6勝9敗
3月 東十両7●○●●● ●○○○● ●○●●○6勝9敗

幕下

薩摩響(さつまひびき)奄美大島宇検村 境川部屋
11月西幕下15-●● 0勝2敗
   
9月東幕下8●-●-●--●○--●--○ 2-5    
7月東幕下5-○○-●-●-●-●--○- 3-4 
5月西幕下8-●-●- ●○-○- ○-○--4-3
3月東幕下12●--●○ --○-○ -○●--4-3

東幕14双大竜1勝1敗○送り出し●0勝2敗薩摩響 西幕15

薩摩響、立ち合い当たってすぐ自らはじけるように右への変化。しかし弾いたのは双大竜(そうたいりゅう)だった。薩摩響は大きく泳がされ相手に見せてしまった背中を後ろから押され、何もできず土俵を割った。どうも、うまくいかんなあ、という表情で土俵をみわたす。

里山(さとやま)奄美市笠利町 尾上部屋
11月東幕下19-○- 1勝0敗 
9月東幕下15-●○--●-○-●-●-○- 3-4            
7月西幕下30-○○--○○-○-●-●-- 5-2    
5月西幕15 ●--○- ●-●-● ○---●2-5    
3月東幕26 -●-○- ○-○●- -○--○5-2

若乃島(わかのしま)奄美大島龍郷町 放駒部屋
11月西幕下34-○- 1勝0敗   
9月東幕下43○--○-○●--●●-○-- 4-3            
7月東三段4-○●-○--●-○○--○- 5-2   
5月西幕52 ●--○○ --●-● -●○--3-4
3月西幕37 ●--●○ --○●- ●---●2-5

慶(けい)奄美大島瀬戸内町 阿武松部屋
11月東幕下44-●○ 1勝1敗
   
9月東三段5 ●-○--○○--●-○○-- 5-2            
7月東幕下58-●-●-○-○●--●--○ 3-4   
5月東三段46 -○○-- ○○-○- ○-●--6-1
3月東三段30 ●-○-○ --●●- ●--○-3-4

東幕44 慶 1勝1敗○下手投げ●0勝2敗  潮光山 西幕43

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これは2時過ぎだったでしょうか。

国技館のむらさき色の座布団に対し青味が勝った国際センターの座布団。まだお客さんまばら。

慶(けい)背中)と潮光山(ちょうこうざん)投げの打ち合いの場面

東幕下44枚目は、慶(けい)の自己最高位です。

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↑ お互い我慢のしどころです。

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↑ 慶(けい)のマゲが俵に付くか潮光山(ちょうこうざん)の手が先か。

慶(けい)この体勢から腰をひねりアクロバティックに体を裏返しなが頭をやや上げて耐えます。↓  

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↑ 我慢できず、先に手を付いた潮光山(ちょうこうざん)の負けです。

二度目の幕下、最高位で勝ち越し、幕下上位へはずみをつけたい慶 孔晴(けい こうせい)二十歳です。

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↑ 慶 孔晴(けい こうせい)奄美大島瀬戸内町 阿武松部屋

三段目

喜ノ国(よしのくに)喜界島喜界町 境川
11月西三段目24○-- 1勝0敗
9月西三段目52-●-●○-○-○-○---○5-2            
7月東三段目37○--●-●-○●-○--●- 3-4
5月東三段11 ○-●-- ●●-●- ○---●2-5
3月東三段34 ○--○● --○○- -○-●-5-2

徳州山(とくしゅうざん)徳之島天城町 松ヶ根部屋
11月西三段目35-●● 0勝2敗
 
9月西三段目60-○-●●--○-○-○--○5-2          
7月東三段目45●-●--○-●-○-○●-- 3-4 
5月西序二6  ○--○○ --○-● ○---○6-1
3月西序二28 ○--●- ○-○●- -●○--4-3      

序二段

基 (もとい)与論島与論町 九重部屋
11月東序二段3-○- 1勝0敗   
9月西序二段40○-○-○--○-●○-●-- 5-2   
7月東序二段82○-○-○-○-●--○--● 5-2   
5月東序口11初 -●○-○-●--○-○-○-5-2

朝奄美(あさあまみ)徳之島大原 高砂部屋
11月西序二段69-●- 0勝1敗
9月西序二99 -●-○○-○--●-●-○- 4-3          
7月西序二78 -●-●○--●○--●○-- 3-4 
5月東序二110-●○-- ●○--○ ●--○-4-3
3月東序二110●--○- ●●-○- -●--○3-4

奄美岳(あまみだけ)奄美市笠利 北の湖部屋
11月東序二段81-●● 0勝2敗

9月東序二段58-●-●-●○-○--●--○ 3-4
7月西序二段93○-●-●-○--○○---● 4-3 
5月西序二78 -●-●● --○-○ -●--○3-4
3月西序二111-○●-- ○○--● -●-○-4-3

舛奄美(ますあまみ)奄美市名瀬 千賀浦部屋
11月東序二88●-- 0勝1敗   
9月西序二62-●-●-○-○●--○-●- 3-4         
7月東序二96○--●-●-○-○●--○- 4-3
5月西序二69-○○-● -●--● ●---●2-5
3月東序口9 ○-○-○ -●--○ ●--○-5-2

喜乃富士(よしのふじ)喜界島喜界町 中村部屋
11月東序二97○-● 1勝1敗
   
9月東序二64●--●-○-●-○-●--● 2-5          
7月東序二17●--●●--●-○●---● 1-6
5月東序二39●--●- ○○--○ -●○--4-3
3月西序二63-○-●○ -○-●- ●--○-4-3

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■星取表の表示記号の見方
○ 勝  ● 負 □ 不戦勝  ■ 不戦敗
や 休み  × 引分  △ 痛分 - 取組なし(幕下以下)


桜咲く 奄美2011 豪雨に負けず今年も健在 秋名の早咲き桜

2010年11月16日 | 桜の観察

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↑ きのう15日夕方撮影 以下同じ

奄美沖縄では桜と言えば、このヒカン桜

通常は正月休み明けに開花宣言がある。(場所によりばらつきがあるが、1月下旬から2月上旬にかけて見ごろになる)

龍郷町秋名(たつごうちょう・あきな)の県道沿いの並木の中でも、↑写真の、この木は毎年となりの木より2~3週間早く開花することで知られ、「日本一の早咲き桜ではないか」ということで奄美一番桜として知られるようになっている。

これまで、もっとも早い開花の確認は12月初旬だった。

現場で水害のあとかたづけをしていた人に確認したところ、毎日注意深く見ているが、きのう(11月14日)は咲いていなかったとおっしゃっていたので、これが今年初めての開花で過去もっと早い開花とセンゲンする。

このまま本格開花となるのか?観察つづく

関連

このブログ 2009年12月18日 (金曜日)
桜咲く 2010 奄美・秋名一番桜

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現場は、写真左手に車からは見えない川(写真奥が川下)が流れていて、この先約2~3百mの左手の山が大規模な土砂崩れ(写真下2枚)を起こしており、並木の桜も被害を受け、その土砂は道路を超えて、川に達したものと思える。現場の県道はその表土を含んだ水に冠水したのだろうか?並木の下の歩道にはまだ泥が堆積したままになっているところが残っている。

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↑ ↓ 早咲き桜から北へ2~3百メートルの所で10.20日の大規模ながけ崩れ。

↑ 土砂は道路左側の川へ流れ込んだもよう。川上を向いて写す。

並木の桜は何本か倒木したと見られる。

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