西郷(せご)どんの真実 (日経ビジネス人文庫) 文庫 – 2017/9/2
安藤 優一郎 (著)
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海音寺文庫12月の新着
速読したが、それでも足掛け三日かかった。
途中、西郷の適役、久光との確執、そのことに維新なった後も苦しんだ西郷の姿に紙幅が割かれていたからだ。久光ばかりでなく、その側近たちや藩内にも多勢いた反西郷派の動きについても、想像をふくらませて興味深く読んだ。
また、維新後も薩摩藩士と旧幕臣たちとの交流があったこと、それに歴史家としての久光の顔(晩年、歴史書の編纂、史料収集)。これだけでも西郷の見方に幅が出るというものだった。
そういえばあれだけ英名の誉れが高い、斉彬についても、西郷本のなかでは情報が少ないなと思った。
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amazon 登録情報
文庫: 288ページ
出版社: 日本経済新聞出版社 (2017/9/2)
言語: 日本語