逆説の日本史23: 明治揺籃編 琉球処分と廃仏毀釈の謎 単行本 – 2017/10/25
井沢 元彦 (著)
24巻はまだ検索できないようだので、これが今最新巻だろう。
井沢 元彦 (著)
24巻はまだ検索できないようだので、これが今最新巻だろう。
昔、逆説の日本史は雑誌でときどき目にしていた。(『週刊ポスト』誌平成4年(1992年)1月1日号から連載)
ネットの普及で、今のほうが賛同者が多いのではないだろうか。
ことしはドラマ西郷どんということで『英傑の日本史』 西郷隆盛・維新編 (角川文庫) 文庫 – 2017/8/25 を正月に読了したのが、改めて全巻読破へのきっかけだった。『英傑の日本史』 西郷隆盛・維新編 (角川文庫) 文庫 – 2017/8/25
『英傑の日本史』 西郷隆盛・維新編 (角川文庫) 』はこのシリーズの総まとめみたいなものだったかも知れない。
本シリーズ15巻 「近世改革編」で田沼の経済改革を止めた松平定信はバカ殿。という件は、奄美の歴史にも多大の影響があっり「蘭癖大名」といわれた薩摩藩8代藩主島津重豪と田沼意次とは親交が深かったと言われるだけに、ここでは、「朱子学の毒」とともに井沢節がさえわたった。
本シリーズ15巻 「近世改革編」で田沼の経済改革を止めた松平定信はバカ殿。という件は、奄美の歴史にも多大の影響があっり「蘭癖大名」といわれた薩摩藩8代藩主島津重豪と田沼意次とは親交が深かったと言われるだけに、ここでは、「朱子学の毒」とともに井沢節がさえわたった。
第1巻 単行本1993年10月刊行 小学館 からやく25年。
22巻と23巻は、取り寄せて読んだ。
22巻と23巻は、取り寄せて読んだ。
日本の歴史を創るのは①「言霊、和、怨霊、穢れ」への無意識の信仰に基づく非論理的な日本人の行動と分析し、②史料絶対主義を排し、その書かれた、③書かれなかった背景をも深く考察すべきこと、④「時代で常識とされていたことは記録されなかった」こと及び⑤通史的考察の重要性を強調し、シリーズ全体を貫くテーマとしている。wikipedia
どの巻にも①「言霊、和、怨霊、穢れ」②「史料絶対主義を排し」は、著者もいうように、くどいほど繰り返し出てくる。がまんして読んでいると、やがてそれは興味と記憶の接着剤の役割を果たした。
①の中で穢れ(より正確には穢れ忌避思想)がいちばんわかりやすいだろうか。
①の中で穢れ(より正確には穢れ忌避思想)がいちばんわかりやすいだろうか。
②「史料絶対主義を排し」、その書かれた、③「書かれなかった背景をも深く考察すべきこと」の強調には少し強引さも感じるが、ま、ある意味本シリーズの屋台骨の一翼となっているのかも知れない。
史料資料が圧倒的に少ない島の歴史を考えると重要性がよく理解できる。
史料資料が圧倒的に少ない島の歴史を考えると重要性がよく理解できる。
①~④の繰り返しとくどさは、壁壁することもあったが⑤「通史的考察の重要性」が理解でき、全巻読破の意欲も持続できた、気がする。
④「時代で常識とされていたことは記録されなかった」は、自分の過去のブログをよんでも、
時々意味不明なことがあり肝心な部分が抜け落ちていることの気がつくこともあって、意外と重要だ。
時々意味不明なことがあり肝心な部分が抜け落ちていることの気がつくこともあって、意外と重要だ。
①から⑤にはないが、たびたび登場する「朱子学の毒」は、現在をもえぐる重要なワードだ。
====
明治維新150 年を考える ーー「本と新聞の大学」講義録』
バランスを取ろうと、この本を読んでいる。
共通する点もあるものだ。