2時間03分
アマゾンプライムで大泉洋が出演する「新解釈 三国志」を見ていたら、どうもついていけず、どうしたはずみかネットフリックスで、大泉が出演する「浅草キッド」にたどりついた。
ビートたけしの小説「浅草キッド」のことは知らず、見てみることにした。
いきなりビートたけしの顔。そっくりなのだが、本人ではないらしい。若いたけし役・柳楽優弥の特殊メイクらしい。
雰囲気の演技がうまいね。
掴みもよく、テンポもよい。
時間が小刻みに戻されたり、話も毒舌ギャグも何度か繰り返される。その手法がよく、
監督名を調べたくなったが、一気に見てしまったほど。
時間の渦にねじ込まれるように、引き込まれてしまった。
(あと残り1時間47分ごろ)楽屋裏での二人の会話。
たけし「歌うまいね」というと。
歌手を夢見る踊り子千春( 門脇麦が)即座にそっけなく「ヤラせないよ」(会話はつづく)
この会話のシーンは最初のつかみだった。原作にはどう書いてあったのだろうか。
門脇のセリフには実際たけしも驚いたに違いない。
たけしより先に?この楽屋を卒業しようと考えていたのだから・・・。
ある意味小春もまたたけしの師匠だったのでは?という視点で見たら
一味ちがう映画になるのではないだろうか。たけしの師匠深見千三郎(大泉洋)の別の魅力が見えてくる。
(たけしが売れ、千春のその後の身の振り方も映画は追っている)
あと、深見師匠(大泉洋)の妻・麻里(鈴木保奈美)の遺影のカット。師匠との会話。固定カメラで2,3回小箪笥の小さな遺影が映り、4回目だかに少しパンする(あと18分54秒くらい)。
生前、生活疲れのノーメイクのおばさんだった麻里(鈴木保奈美)の天真爛漫な美人の笑顔にカメラのピントが合っている。泣かせるシーンだった。その笑顔は師匠の人柄があぶりだす。
カメラワークでピントが外れ、ドラマはその後驚きの展開を迎える。
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最期、主題歌は無しで、格調高く、というのありだったかな、とも思う。
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映画を見た後、17日、漫談家、松鶴家千とせさんが死去したニュースを伝えるTBS「新・情報7daysニュースキャスター」に出演するたけしさんをたまたまTVで見た。「俺の師匠だったことになっているけど兄弟子」と映画さながらのギャグで思い出を語り故人をしのんでいた。
https://t.co/njewSFDnRw
— 海風 (@amami_kaihu_so) February 17, 2022
しばらくスルーしていたのに、
きのう見たらびっくりよかった。
ネットでの評判もいいようだ。
劇団ひとりの監督。ぐいぐい引きこまれる。
Wikipedia映画 浅草キッド 最終更新 2022年2月14日
『浅草キッド』として2021年12月9日から配信されている映画。企画・製作はNetflix。監督・脚本は劇団ひとりで、主演は大泉洋と柳楽優弥。また、大泉はひとりが監督を務めた『青天の霹靂』でも主演を務めている。
監督 劇団ひとり
脚本 劇団ひとり
原作 ビートたけし
製作 Netflix
出演者 大泉洋
柳楽優弥
門脇麦
土屋伸之
中島歩
古澤裕介
小牧那凪
大島蓉子
尾上寛之
風間杜夫
鈴木保奈美
主題歌 桑田佳祐
「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」
撮影 高木風太
編集 穂垣順之助
制作会社 日活
ジャンゴフィルム
製作会社 Netflix
公開 2021年12月9日
上映時間 123分