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『西郷隆盛と聖書』 「敬天愛人」の真実 (いのちのことば社) (聖書を読んだサムライたち)

2023年04月03日 | 本と雑誌

西郷は奄美大島で潜居中に、地元の唐通事で漢学者の岡程進儀(おか・ていしんぎ)や、

瀬戸内町阿木名集落で流謫中で、のちに漢学者、歴史家として活躍した重野安繹、
などとの親交もあった、ということは奄美の歴史書で度々目にした。西郷が聖書を読んでいたという話も聞いたことがあった。

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西郷の風貌もどこか日本人離れしているし、思想や行動にも謎が多い。
それ故か
毀誉褒貶に一喜一憂せず、人を相手にせず天を相手せよ(敬天愛人)
との訓えにもかかわらず、西郷自身にたいする毀誉褒貶は相半ば。いまだにおさまらない。

それは西郷に関する本への評価にも反映するようだ。レビュー記事を読んでそう思った。

さて、

聖書と言えば、日本語訳でも完読は大変だと思うのだが、実際西郷が漢訳の聖書をどの程度読み込んでいたのか、気になるところだがそれを知るのは不可能なことだろうか。


著者にはその他、

聖書を読んだサムライたち[増補改訂版] もうひとつの幕末維新史 (フォレストブックス) 
2019

龍馬の夢~北の大地で志を継いだ沢辺琢磨と坂本直寛~ (聖書を読んだサムライたち)
2013

勝海舟 最期の告白
2011/7/20

などの著書がある