ネット上ではミステリーの謎解き、犯人は誰?などの考察記事が数多く見つかり、人気のほどがうかがわれる。
海辺の田舎町街からそれほど遠くないノースカロライナ州の湿地で、家庭の不和から家族と離れ幼いころから自然を共に一人で生きてきた主人公カイヤ。美人、自然の映像は美しく、それだけ飽きない。そこへのっけから殺人事件が発生。
法廷サスペンスが始まり、それに沿って被告人カイヤの特異な生い立ち、回想も描かれる。特異な生い立ち故に 陪審員(裁判員)には少女にたいする先入観、偏見、差別意識などが懸念される。
「自然界に善悪はない」、メスがオスを食べるカマキリの話など、意味深なセリフが、ミステリーをかき回す。
それに”疑わしきは被告人の利益に”の刑事裁判の原則も相まって真相は必ずしも明確ではない。
タイトル「ザリガニの鳴くところ」
「辛いことあったら「ザリガニの鳴くところに行きなさい」
カイヤが子供の頃の、この母の教えもつまびらかな説明はない。
法廷では嘘をつかず、沈黙こそが金という意味だろうか。主張はすべて「嘘」になる自然界。判決とそのごのカイヤの人生が注目される。
wikipedia
『ザリガニの鳴くところ』(ザリガニのなくところ、Where the Crawdads Sing)は2022年のアメリカ合衆国のドラマ映画。監督はオリヴィア・ニューマン、主演はデイジー・エドガー=ジョーンズが務めた。本作はディーリア・オーウェンズが2018年に発表した同名の小説を原作としている。
ハヤカワ文庫
全世界で累計1500万部を売り上げたディーリア・オーエンズの同名ミステリー小説を映画化。
2022年製作 125分 アメリカ
原題 Where the Crawdads Sing
劇場公開日:2022年11月18日