昔、名瀬の映画館で「スパルタカス」1960年を見た記憶がある。
奴隷スパルタカスの反乱の物語だったとおもう。『スパルタカス』と『トロイ』には直接的な関連性はないが、いずれも古代を舞台にした壮大な叙事詩的映画という程度の共通点なのだが、ついでに調べてみた。
トロイア戦争は、古代ギリシャの神話や叙事詩(特にホメロスの『イリアス』)で語られる伝説的な戦争です。ギリシャの諸都市国家(ミケーネ、スパルタ、ピュロスなど)を中心としたギリシャ連合軍と、小アジア(現在のトルコ)のトロイア王国との間で戦われました。
映画「スパルタカス」の時代は紀元前71年ころのローマ帝国。
この「トロイ」は 紀元前12~13世紀頃のトロイ戦争(ホメロスの叙事詩『イリアス』が基となる)の話で今から3200年も前の昔。トロイとスパルタの確執の歴史に幕が下ろされようとしていたころトロイの王子パリスはスパルタの王妃ヘレンと恋に落ちる。それが後に史上最大の戦いを引き起こす。
奴隷剣士「スパルタカス」の名前と、ギリシャのスパルタをいう地名も関連はなさそうだ(異説あり)。
『スパルタカス』は実在の歴史に基づく物語で、政治的で現実的なテーマを持つ一方『トロイ』は神話的(忠実ではない)な物語で、戦争や、男女や親族間の愛、英雄の運命や、戦いのむなしさなど焦点を当てた作品。
「トロイ」2004年制作で、名瀬でみた『スパルタカス』と比べると何もかも相当あたらしい。
半世紀以上まえにみた『スパルタカス』をも一度見たくなったが、現在は配信されていないらしい。
トロイア最後の王プリアモス役のピーター・オトゥール(アラビアのロレンス)の顔立ちがこの時代にしては高貴すぎるのもこの映画の味だ。巫女ブリセイスの顔立ちもどこかアジア的で新鮮だ。
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2025年01月06日 | 映画
『スパルタカス』のカーク・ダグラス1916年~2020年2月5日(103歳没)
『トロイ』ブラッド・ピット1963年12月18日(現在61歳)
映画もCG使っているし、そのくらいの違いは当然なのだが。
火葬のシーンが何度かあったし、冥土に行くため舟賃として瞼にコイン乗せる習慣も宗教や時代、地域によって様々ということだ。