奄美 海風blog

写真。植物や本 ネットで映画感想。相撲見てツイート
04年4月~14年11月ブログ人
トップへはタイトルをクリック

映画『ラストエンペラー』 オリジナル全長版(1987年製作の映画) THE LAST EMPEROR

2025年01月06日 | 映画

『ラストエンペラー』(英: The Last Emperor、中: 末代皇帝、伊: L'ultimo imperatore)は、1987年公開のイタリア・中華人民共和国・イギリス・フランス・アメリカ合衆国の合作による[7][8]、清朝最後の皇帝で後に満洲国皇帝となった愛新覚羅溥儀の生涯を描いた叙事詩的映画・歴史映画である。

映画冒頭、1950年、満洲国の崩壊と国共内戦の終結により、共産主義国である中華人民共和国の一都市となったハルビン駅の構内に列車が滑りこむ。

5年間のソビエト連邦での抑留を解かれ、送還された「戦犯」達がごった返すなか、1人の男が洗面所で自殺を試みるが一命を取り留める。薄れ行く意識の中で幼い日々の頃を思い出していた。この男こそ、清朝最後の皇帝にして満洲国の皇帝であり、中国王朝の最後の皇帝たる「ラスト・エンペラー」、すなわち、愛新覚羅溥儀である。

『ラストエンペラー』は(部分的に)何度か見た記憶がある。
清や、朝鮮、大韓帝国などの歴史を調べても非常に複雑だが映画を見ると中国そのものも分かりにくい国だ。

主役のジョン・ローン(John Lone1952年10月13日(72歳))の演技(顔立ち、、表情、声、身のこなし)が見事で、詳しく知りたくなった。

こちらの生い立ちもまた複雑で劇的だ。

ジョン・ローン(尊龍、英語: John Lone、1952年10月13日 - )は、イギリス領時代の香港出身でアメリカの映画俳優。本名は吳國良。

Wikipedia 詳しい出生についてはあまり公表されていない。国共内戦後の動乱の中、孤児として育ち、老女に引き取られて養育された。しかし生活苦のため老女も彼を手放すことになる。児童養護施設の中で出会った京劇の魅力に取り付かれ、10歳の時に上海で活躍した有名武旦役者の粉菊花が香港に設立した「春秋戯劇学校」に入学し、18歳まで演舞、武道などの基礎的なレッスンを受けた。

溥儀の家庭教師役のピーター・シェイマス・オトゥール(Peter Seamus O'Toole, 1932年 2013年)の演技もジョン・ローン同様、重厚で、端正な顔立ち。それでいてどこかとぼけた感じの顔立ちは映画に華ををそえている。1962年の『アラビアのロレンス』の主演、だっとはあとで気づいた。