『朝鮮半島と日本の未来』 (集英社新書) 新書 – 2020/5/15
姜尚中 (著)
5つ星のうち5.0
3個の評価
数日前の 読了ですが、きのうのニュースをきいて急遽メモしておきます。。
きのうのニュース。
北朝鮮が16日午後、開城(ケソン)にある「南北共同連絡事務所」を爆破。
韓国の脱北者団体が金正恩委員長を批判するビラを飛ばしたことに強く反発したものという。
お昼のワイドショーは録画した。
爆破された「南北共同連絡事務所」は、2018年4月27日に韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長がが板門店で第3回南北首脳会談を行ったことに基づいて開所されたもので、
会談は本書でも重要なできごとの一つとして述べられていて、そのときの板門店宣言(「朝鮮半島(韓半島)の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」)は、全文が巻末に掲載されている。なかなかの力作だ。
本書は表紙カバーが二枚、つまり本体と合わせいわば三つの表紙があり、カバー二枚目は「全帯」というらしい。地上波などで御馴染みの著者の書籍には、たいがい帯に顔写真が入るようだ。
書店では、ざっと見渡したところで、この本のまわりにも棚差しでほかに3冊の日韓関係の本が見つかった。
(本書を含め面陳列で三冊)
本書は表紙には日韓の文字はなく、日韓の感情を煽るような表現はなく、ま、中立だ。
コロナ後にも言及されていてまだ新しい。
70歳の著者は、「はじめに」で、私はもう南北の朝鮮の統一を見届けることはないのだ。というのだが・・。
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また似たタイトルで同じ著者の
芙蓉書房出版『朝鮮半島問題と日本の未来―沖縄から考える』 (沖縄大学地域研究所研究叢書) 単行本 – 2012/5/1
姜 尚中 (著, 原著), 沖縄大学地域研究所 (編集) がある。(未読)
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また今日昼のニュース。
米政府が、ボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)のトランプ政権暴露本について、今月予定されている発売の阻止を求めて、ワシントンの連邦地裁に提訴したというニュース。
暴露の内容には北朝鮮外交に関するものも含まれているという。
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2020年06月04日 | 本と雑誌