「山田洋次 映画監督50周年」記念企画
名瀬の書店で、『その時歴史が動いた』NHK や 燃える闘魂アントニオ猪木などと並べて売られていた、いくつの巻の内のひとつ。あまり考えもせずに選んだ。
DVDの発売は全50巻。2011年一月から2012年の11月まで順次発売されるが、シリーズ48作の製作公開年の順序どおりではない。このVol21は2011年10月11日の発売で、シリーズ最終作で、奄美ロケの 第48作『男はつらいよ 寅次郎紅の花』(1995年12月23日公開)は、Vol.48として2012年10月30日 の発売予定となっている。
このDVDマガジンでは48作のほか、『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』1997年(沖縄ロケ)と映画シリーズのきっかけとなった貴重な映像テレビ版『男はつらいよ』第1話/最終回1968年、が2012年11月の発売予定となっている。
『思いおこせば 旧年は恥ずかしきことの数々… 玄界灘の波音をきくにつけ 思い出すのは故郷 柴又の春でございます 未練な寅とお笑い下さいまし』
ほか、おなじみの語録が多数登場する。
おおまかなあらすじはこうだ。時代は昭和45年1970年ごろ。
列車に揺られ、寅次郎は、木枯しの吹く初冬の長崎港に着いた。
船の待合所で、赤ん坊連れの出戻り女、絹代(宮本信子)と出会い、ひょんなことからその女の実家のある五島列島の福江島に一緒に出かけていく。
絹代と父親千造(森繁久彌)の暮らしの中に家族の愛情をみた寅次郎は、
たまらなく故郷柴又が恋しくなり、矢も盾もたまらなくなり、船へ飛び乗り柴又へと向うのだった。
柴又の「とら屋」では、おなじみの皆が集まって寅の噂話。
「こんな時に限って、けえってきそうだな、あの馬鹿っ」車竜造:森川信「あいつはまったく馬鹿だねえ」を連発。
「とら屋」の二階の寅次郎の部屋に下宿人が入ったばかりであったからだ。
そこへ観客の期待通り、寅還る。「とら屋」の入り口で、中の様子をうかがいながら通りを行きつ戻りつ逡巡する寅の姿。あっ、やっぱりけえってきやがった、あのバカ。
旅から帰った寅次郎は、そのことに激しく腹を立てるが、下宿人が「とら屋」のおばちゃんの遠縁に当たる人の娘の夕子(若尾文子)で、とびきりの美人とわかる、となると後は言わずと知れた展開になる。
一目惚れの寅次郎は、夕子の夫と別れたつらい事情に同情し、ますます夕子に熱を上げてしまうのだった。
他に、さくらの夫博の印刷工場からの独立問題の一騒動。
そんなある日、夕子の夫(売れない小説家)が「とら屋」に・・・。
本作品では、柴又駅での寅次郎と妹さくらの別れのシーンが見せ場の一つ。
さくらから贈られた赤いマフラーの寅、電車の窓近く。
「つらいことがあったらいつでも帰っておいでねっ」
> テーマ音楽 スタート
「・・そのことだけどよお、・・そんな考えだから俺ぁ、いつまでも一人前に・・・・
故郷ってやつはよお」
「うん」
ピー~ ドア閉まります。
「故郷ってやつはよお・・」
「なにっ!」
ガタン ドア閉まる。
プウ~~ 走り出す電車
「えっ、なあに! 何って言ったの~」走りながら、さくら。
ドアのガラスに向かってなにかさけぶ寅
故郷を後に、またもや旅の空に・・・・
DVD発売日: 2011年 10月11日
作品タイトル:第6作『男はつらいよ 純情篇』
マドンナは大映のトップ女優。森重久彌と渥美清の演技の火花。
製作年 1971年 1月15日公開 本編90分収録
マドンナ: 若尾文子
看板ゲスト:森繁久彌 松村達雄
ロケ地:長島県五島列島 福江島
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第6作 男はつらいよ 純情篇 HDリマスター版 [DVD] 価格:¥ 3,990(税込) 発売日:2008-08-27 |
ああ、まだ「秋刀魚の味」も再見してない。
日々、浪の看病で忙しいのです。
といえど、実はこの「寅さんDVDマガジン」、
今まで全号買っておりますぞ。
本屋に行く暇もないので
楽天の通販で買っておりますのですぞ。
僕自身が通販サイトを運営してるのに
なんてことでしょう。
でも、ポイントがたまるとその分値引きしてくれるのです。
このDVDも、観る暇はないのですが
ちょっと早いですが
老後の楽しみにしようと思っています。
そおー、でしたかあ。それは、それは・・(笠智衆)
寅さんも、さくらさんも、渥美さんも賠償さんもみな若いですなあ。そして映画そのものも、また時代も若いですな。
もう40年以上も前のことですね。
なつかしい日本の風景、寅さんは、つべこべ言わずに、失われいく風景を撮り続けたいたのですねえ。