ジョン・パトリック・シャンリーが自身のピューリッツァー賞受賞戯曲『ダウト: 宗教と信念の寓話 (Doubt: A Parable)』をもとに監督・脚本を手掛けた。
1964年のニューヨーク・ブロンクスにあるカトリック学校が舞台。
厳格な校長シスター・アロイシス(メリル・ストリープ)が、
進歩的な神父フリン(フィリップ・シーモア・ホフマン)に対して
「ある疑惑」を抱く。
アカデミー賞で主要4部門(主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞×2、脚色賞)にノミネートされるなど高い評価。
本作は「確信」 vs. 「疑念」というテーマ。フリン神父のセリフ「寛容」もキーワードと思う。
「疑念」(原題 Doubt)
明確な答えを提示されず、考えさせる作り。
演技派俳優たちの競演が光る作品。