NHKbsでみた。
生みの親お民(高橋恵子)が若くして亡くなる直前、
臨終の床に見舞いにきた育ての親お浜:泉ピン子に、しみじみといいます。
「子供って、ただただかわいがってあげさえすればよかとね~」
由緒正しい家柄の本田家に嫁いだ体の弱いお民は、次郎に対し士族の格式を守るよう厳しい躾を押し付けてきた。
うちわで風を送りながらお浜も涙ぐみそうになりながらうなずく。
その後本田家は・・・。
1987年7月4日公開。西友・学習研究社・キネマ東京製作、東宝配給。配給収入は12億3000万円。
キャスト
次郎:樋口剛嗣(6歳時)→伊勢将人(10歳時)
俊亮:加藤剛
お民:高橋恵子
お浜:泉ピン子
1964~1965年度NHKで放送された次郎物語は当時夢中で見た記憶があるが、人に聞いても
名作の香り高いのだが、意外と筋書きはあまり記憶に残っていない、という。ネットのレビューでもそうした意見を散見した。
♪ひとりぼっちの次郎は登る、ゆらゆらゆらゆらかげろうの丘
ひとりぼっちの次郎は登るぴいひょろぴいひょろひばりの峠
次郎次郎見てごらん松の根は岩をくだいて生きて行く♪
お民:高橋恵子のセリフは、成長した次郎には♪岩をくだいて生きて行く松のようなたくましさがすでに備わっていたのだと気づいたのだろうか。次郎がなついたお浜:泉ピン子もまた次郎のたくましさに気づいていたのだろうか。
1964年NHK放送での主役池田秀一が私とあまり違わない年齢であるとわかりおどろいた。
放送年度:1964~1965年度
小・中学生の間でベストセラーとなった下村湖人の原作をテレビドラマ化。幼くして里子に出された主人公・本田次郎が、逆境にめげず、たくましく成長していく姿を描く。