『そして、みんなバカになった』 (河出新書) 新書 – 2020/4/25
橋本治 (著)
5つ星のうち3.9
4個の評価
余談だが、書店で買ったときは、まだレジにマスクは置いてなかったと思う。
きのう行ったら置いてあった。朝のネッニュースで見た値崩れ前の値段だった。
(きょうは名瀬の食料品売り場のマスクの値段は、値崩れのニュースで見た値段だった)
アベノマスクはまだ届かず、レジャーには人出は増えているという。
自粛疲れ?の人たちも「TVも専門家もみんなバカ」だったとわかったからというわけでも
ないだろうが。
書店ではコロナ関連本もちらほら見かけたがどうも買う気にならない。
(これからは少しは勉強せねば・・いけないかもしれない)
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書店では相変わらずタイトルに『バカ』のつく本が並んでいる。(本書はそれらとは一線を画している)
右左で互いに相手をバカだと言い張っているが「そして、みんなバカになった」とも読める
タイトルは作家として橋本治の存在、評価のありかた(昭和での目立たなさ)などを考えると
とても味わい深い。
『上司は思いつきでものを言う』 (集英社新書) | 橋本 治 2004/4/16
はタイトルでよく売れたという。橋本治の本のタイトルはちょっと長めでつい手にとりたくなる秀逸なものが多い。
1968年(昭和43年)東大在学中に、「とめてくれるなおっかさん 背中のいちょうが泣いている 男東大どこへ行く」というコピーを打った東京大学駒場祭のポスターで注目されたとは知らなかった。
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amazon 内容(「BOOK」データベースより)
「身だしなみの教養」を拒絶し、ひたすら自分の頭で考え続けた橋本治が語る、この国の成り立ちと行く末とは!?橋本治が二〇〇〇年代に残した貴重なインタビューから、本当の教養とは何かを学ぶ!高橋源一郎さんの書き下ろしエッセイを収録!
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