↑お客さんが釣り上げた魚のみそ汁。
方言で、いゅん汁。魚のことをいゅといいます。
奄美大島のどこでもそういうのかは、専門家(いるのかなぁ)でもないと自信をもっていえません。奄美の方言は多様です。
えーと、この魚の名はなんでしょうか。
あ、そうですか。チヌです。おいしいです。ありがとうございます。
いゅん汁は、体が温まり、信じて飲むと風邪が治る気がします。
ゆげがたっていたほうが美味しそうな写真になると思いますが、近づきすぎるとレンズが曇ります。角度を変えると余計なものが写ってしまいます。フラッシュをたくと光るし、割り箸でかきまぜると、ネギが見えなくなって・・・というあんばいです。
←最近の戸口漁港
長期間、釣りを楽しんでいるお客さんは、地元の人に奄美各地の釣り場を教えてもらい、このチヌは龍郷町戸口(たつごうちょう とぐち)の河口付近で釣ったそうです。40センチくらい。
教えた地元の人も、そこへ「行ってみる」そうです。
名瀬長浜の防波堤釣りなどでは、隣で釣っている人や、それを見物している地元の人が、「それは、みそ汁にするとおおいしいよ」とか、「てんぷらがいい」とか教ええくれます。あまり玄人ぽくしていると教えてもらえないかもしれません。
なかには「あげ、これはだいばんじゃ、刺身にしまいじゃ」と言って、その場でさばいてくれるおじさんもいるかも知れません。
長時間話がはずむと「今晩はうちに来て泊りなさい」といって、翌日は奄美大島一周のドライブに連れていってもらったというお客さんも何人かいます。まれですが、ありえない話ではありません。(笑)
写真は最近の龍郷町加世間(かしけん)、本文とは関係ありません。戸口、加世間とも奄美大島北部太平洋側。