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映画『かあちゃん』1961年製作 監督 中川信夫

2022年02月05日 | 映画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

「粘土のお面」よりかあちゃん

監督 中川信夫
脚本 館岡謙之助

原作 豊田正子
『粘土のお面』

『「粘土のお面」より かあちゃん』(ねんどのおめんより かあちゃん)は、1961年(昭和36年)3月15日公開の日本映画である。中川信夫監督、新東宝製作・配給、白黒映画、新東宝スコープ、7巻 / 2,407メートル(1時間28分)。新東宝の自社配給で公開された最後の中川信夫監督作品である。

アマプラのタイトルは『かあちゃん』だった。(2001年製作の映画「かあちゃん」(市川崑監督 山本周五郎原作 岸恵子主演 もある)

貧乏自慢話など出来ようもない、みな貧乏な時代。無言のうちに今の時代も描いている。

出演者 伊藤雄之助
望月優子
二木てるみ
音楽 木下忠司
撮影 平野好美
製作会社 新東宝
配給 日本の旗 新東宝
公開 日本の旗 1961年3月15日
上映時間 88分


映画『月は上りぬ』1955年 監督:田中絹代

2022年02月04日 | 映画

舞台は奈良。

寺、鹿、朧月、万葉集、映像的には初めから、タイトルバック(音声菩薩)、ラストまで、
奈良づくし。ところどこと小津調も感じられる。

女性監督(田中絹代2作目)だからではないだろうが、風景も含め映像が全体的におしゃれな感じを受ける。
東京は出て来ないと思うが、東京は人々の暮らしも景色も雑然とした田舎であるように思えてくるから不思議だ。

男が2人会話を始めるとたばこを吸いだす。この点はほかの昔の映画と変わりはないが、たばこくささは感じられない。

やはり新しい女性像は描かれていたと思う。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』最終更新 2021年5月28日 (金) 07:05 

『月は上りぬ』

監督 田中絹代
脚本 斎藤良輔
小津安二郎
製作 児井英生
出演者 笠智衆
音楽 斎藤高順
撮影 峰重義
編集 近藤光雄
製作会社 日活
配給 日活
公開 日本の旗1955年1月8日
上映時間 102分

『月は上りぬ』(つきはのぼりぬ)は、1955年に公開された田中絹代監督の日本映画。

キャスト
笠智衆 - 浅井茂吉
佐野周二 - 高須俊介
山根壽子 - 浅井の娘 長女千鶴
杉葉子 - 浅井の娘 次女綾子
北原三枝 - 浅井の娘 三女節子
三島耕 - 雨宮渉
安井昌二 - 安井昌二
田中絹代 - 浅井家の下働き米や
増田順二 - 田中豊
小田切みき - 浅井家の女中文や
汐見洋 - 禅寺の住持慈海


映画 『風の又三郎』1940年 監督:島耕二 原作:宮沢賢治

2022年02月01日 | 映画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

『風の又三郎』(かぜのまたさぶろう)は、宮沢賢治の短編小説。 賢治の死の翌年(1934年)に発表された作品である。谷川の岸の小さな小学校に、ある風の強い日、不思議な少年が転校してくる。少年は地元の子供たちに風の神の子ではないかという疑念とともに受け入れられ、さまざまな刺激的行動の末に


映画

1940年『風の又三郎』 - 監督:島耕二/出演:片山明彦・中田弘二・北竜二・風見章子・大泉滉・林寛・見明凡太郎ほか,日活映画.

宮沢賢治の短編小説『風の又三郎』の書き出し。

どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんも吹きとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう

 谷川の岸に小さな学校がありました。
 教室はたった一つでしたが生徒は三年生がないだけで、あとは一年から六年までみんなありました。運動場もテニスコートのくらいでしたが、すぐうしろは栗くりの木のあるきれいな草の山でしたし、運動場のすみにはごぼごぼつめたい水を噴ふく岩穴もあったのです。
 さわやかな九月一日の朝でした。青ぞらで風がどうと鳴り、日光は運動場いっぱいでした・・・。

原作は青空文庫で、映画はYoutubeでも見ることができる。

どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんも吹きとばせ

あのメロディーと歌詞が今でも耳を離れない。
映像、音声のノイズと、一生懸命な子供のセリフの発音も。
一気に私の子供のころテレビで見たいろいろなもの語りの世界に引き込まれる。
これは、1940年昭和16年の映画。
(NHKが本放送を開始したの1953年2月1日。
奄美大島名瀬中継局でNHKは1963年に、KTSとMBCは1977年1月28日に、KKBは1989年3月に、KYTは1996年8月に本放送を開始した)のだった。
つまり私がTVドラマを初めて見たのは、この映画の公開から23年も経ったあとだったのだが。

この映画で高田三郎役の片山明彦は、映画「路傍の石」で愛川吾一役でも出演している。

 


映画『一人息子』監督 小津安二郎 1936年

2022年02月01日 | 映画

1923年、信州(長野県)の製糸工場で働く女工の母・おつね。
成績優秀の一人息子・良助にせがまれ、貧しい暮らしをさらに切り詰めて大学まで出した。

1936年の東京、上京して結婚して子もいる息子の生活ぶりを知る。

「東京物語」と似てなくもないが、当時の「貧乏」が描かれている点で大きく違う。
ただしここで描かれている母と一人息子の貧乏は、まだいいほうだろうが、すさまじい。

今では考えにくい差別的視点も見え隠れするが、それがないと作品は成り立たない。
当時のおおらかさも感じた。
逆にいうと最近のドラマがつまらなく感じらるのは、
言葉狩りや、予想される抗議や非難に対する作り手側の自主規制が働きすぎて無意識のうちにテーマが無難なほうにずれてしまっているからなのかもしれない。


監督 小津安二郎
脚本 池田忠雄
荒田正男
原案 小津安二郎
出演者 飯田蝶子
日守新一
音楽 伊藤宣二
撮影 杉本正次郎
配給 松竹キネマ
公開  1936年9月15日
上映時間 87分 / 現存 83分