定年まで4年を残して退職して以来、もう12年が過ぎている。
最初の2年ほどは、娘の方の孫に関わることが多く、それ以外の事に、参加することも出来ない暮らしが続いた。
3年目くらいから、やっと自分のために使える時間が出来、旅行や趣味の範囲も広くなっていった。
その頃から、県退職者仲間の一人として支部の係りのお世話役も引き受けるゆとりが出来た。
「現職を退いても、何か社会に役立つことをしよう」そういうことで発足した会の、活動の一つに年1回のバザーが、もたれている。手作りの品、家では不用であっても他で利用価値のあるものなど、数多くの品が持ち寄られる。
係りは、品集めの連絡や、値段付けなど、当日までかなりの仕事がある。
係りだけでなく、協力してくださる方が、それぞれの分野で力を合わせてのバザー開催である。
収益金は、福祉協会と難民救済に役立ててもらっている。
女性ばかりの会の活動ではあるが、小さな力が集まって社会のどこかで役立っていることは、確かである。会の活動は年間を通していくつかあるが、今出来る事を、できる間は続けようと思う。健康であることを願いながら・・・