夕方・コインを握り締めて

梅雨はいつ上がるの



奥吉野の山並みが僅かに低い雲の中から見えた朝、「このまま降らないかな」
そう思ったのも期待はずれ。
午後からはひどい降りになってしまった。

お昼の間軒に干していた洗濯物は、洗濯機から出したままの湿り具合だ。
部屋干しをすれば、ますます部屋が湿っぽくなる。
車に積み込んで、コインランドリーへ～～～

「空いているところがあるかな」
「ここ、後１分で終わるから」
すっかり顔見知りになった従業員の方と話しているうちに、一つの乾燥機が止まる。

籠いっぱいに持ってきた洗濯物を機械の中に入れて
「これだったら、何分ぐらいかな」
おばさんに見てもらって、その時間にあった分の１００円コインを入れる。
先日は殆ど乾いた状態だったので７分で１つのコインで済んだ。
今回は、そうは行かない３５分５００円だだった。
車で３分くらいの自宅に帰って、出来上がった頃に取りに行く。

乾燥し終わった洗濯物は、全く皺にならないのがコインランドリーの良いところである。
整理用のテーブルの上で、箪笥に収納する形にたたむ。
家に帰れば、籠から箪笥にと手早く仕舞える。
軽くなった籠を車に運びながら、隣接するコイン洗車場を見ると、全くの暇状態。
晴れると、今度は、ここが順番待ちになる。
早くそんな日が来るといいのに・・・