カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

斑鳩の里・最後に法隆寺へ ③

2008年10月06日 | ☆ ふるさと・大和




今朝、起きてすぐ雨戸を開けると部屋に、秋の香りが入ってきた。
すぐ庭に出ると、金木犀の蕾が木にびっしりとついている。
咲き始める頃が1番よく香る。
昨日は香ってなかったと思うのだが・・・


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立ち寄った法隆寺
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斑鳩三塔巡りの最後は、法隆寺だ。
しかし今回は秋風景の中の五重塔を見るのが目的でなかった。
しかしせっかく来たのだから、秋の空の下の法隆寺をカメラに少し収めた。
その中で、南大門の前の石段の下にある「鯛石」だ。
いつかここを案内してもらった時にそれを教えてもらった。
法隆寺の7不思議の一つである。
7番目の不思議に「7.南大門の前に、意味不明の鯛石という大きな石がなぜ置かれているのか?」これである。
大水か、海水か、とにかく水が来てもここから中には入らなかったとか・・・面白いと聞いた時に思った記憶がある。
見れば見るほど鯛の形をした大石である。

この日の目的は宝蔵殿で、平成の玉虫厨子復刻版との対面だった。

上野運動公園で玉虫を見て以来、この復刻版を観たいとずっと思っていた。
洞爺湖サミット2008のサイトで
『玉虫厨子は法隆寺に約1300年前から伝わる国宝で、仏像などを安置する具。公開した「平成版」は、本物と同じ縦1・4メートル、横1・2メートル、高さ2・3メートルのヒノキ製。国内外から集めた色鮮やかなタマムシの羽約3万6000枚を使い、現代の蒔絵(まきえ)の技も取り入れた。

2004年、高山市の設計士中田秋夫さんや宮大工八野明さん、石川、京都の蒔絵師、彫師らが参加して復刻を始めた。
本物を模して5000枚の羽根を使った「復刻版」と、より豪華な平成版の2基をそれぞれ数千万円ずつかけ、4年がかりで完成させた。中田さんは完成前の昨年6月に76歳で死去した。

復刻版は法隆寺に奉納。』
と書かれていた。
秘宝展では、多くの法隆寺の秘宝のうち今回は78点、展示されており70番目に工芸品として、平成の玉虫厨子が展示されていた。
金細工の下に張り詰めているという玉虫の羽ははっきりと分からないが、素晴らしい工芸品として鑑賞に時間を費やした。

勿論撮影もスケッチも禁止であるから、脳裏に焼き付けておくしかないので、画像を探して上にリンクした。
『平成の玉虫厨子』で検索すると、当時の新聞記事に、多く記載があった。
とにかく目的を果たすことが出来た。



コメント (8)
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