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明日香の飛び石へ行った時から、そこに行って見たいと思っていたのが、友人の誘いで実現した。
小雨が降っていたが、歩き出した頃には、傘が必要なほどでもなく、ただ足元が濡れて滑りやすい状態なので、細い畦道になるとずいぶん気をつけて歩いた。
「飛び越え石」と呼ばれているのを、県境を越えて所からの道しるべで分かった。
古道は、現在の県境越えとかなり離れた、多分山中の道であったのだろう。
親切な道しるべがあり、やっと4度目で、下の竹藪や、木々の繁りの中から、川音が聞こえてきて目的地に着いた。
いで我が駒 早く行きこそ 真土山 待つらむ妹を 行きてはや見む 巻12-3154 飛び石越え
今はこの先が途絶えていた。
真土山、真土峠と、今は書いている。
真土山、待乳山、亦打山はすべて字が違うが同じ地のことで、弘法大師伝説からの「待て乳山」とこの地の人は、この地名を大切にしている。
上野運動公園にも「待乳の森」の碑がある。