夕焼け空を眺めることは、時間的にも私の暮らしの中でよくあることです。
綺麗に焼けている空を見ますとすぐカメラを持ち出して裏の道に出ます。
ところが今日の画像は夜明け前というよりも日の出前の、東の空です。滅多に日の出前には起きていることは無い寝坊な私ですが、この朝は縁側のカーテンの外があまり明るいので、「しまった 寝過ごした。」と飛び起きました。
時計を見ると5時少し過ぎです。寝過ごしどころか早すぎる目覚めとなった朝でした。濡れ縁に出ますと、金色の筋雲が奥吉野の山の峰に沿って流れるように伸びています。
こんな美しい朝焼けを見せてやろうと、起こしてくれたのはありがたい神様でしょうか・・・
真上の空を見ますと秋の薄い雲が淡いピンクに焼けて、白いお月様が見えています。
真上から西のほうに目を移していきますと、ピンクの真綿のように柔らかそうな雲が鉄塔の周りに、遊んでいるようです。
これは、夕焼けでお馴染みの南西の空です。ということはこの日の朝焼けは、空全体に広がっていったのです。
もう日が昇ったのかと東のほうへ行って見ましたが、山の中から顔を出してはいません。
もう少し日の出の場所が、南に下がってくると大台山系の山並みからの日の出が、外に出なくても濡れ縁から見ることができるでしょう。
9月10日撮影