高取町の「ひなめぐり」に行ってきました。
午後から行きましたので駐車場が近い場所はみんな満車で、ずいぶん遠くの高台の田んぼを急ごしらえしたような場所まで→案内で行かなければならなくて、帰りの事を考えると膝の痛さに耐えられるかと心配しました。
お雛様を公開している所は、案内マップを見ますと96か所あります。9年前に初めてひなめぐりをした時は、友達と1から順に全てのお雛様と出会ったものです。足も達者だしとにかく元気に任せて1日中高取の町を歩いたものでした。
お雛様に込められた、それぞれのお家の思い出を綴られた文が添えられたのを、読み進んでいくのも楽しみでした。
そこには優しさや温もりが詰まっていて、和みをいっぱいいただいて帰りました。
天段の雛
今は自分の足と相談しながら、今日はメイン会場だけをゆっくり見せてもらってくることにしました。ひなめぐりは3月31日までありますので、マップを見ながら何回かに分けて来るのも、また楽しみが沢山あっていいものです。
ジオラマ 古都の雛
朱雀門、大極殿の建造物は見事です。
長閑な大和の里の風景に癒されます。
棚田や鹿の遊ぶ田園風景は古都奈良と、その頃の大和の国の再現に、当時への思いが馳せます。
藁葺きの家を角度を変えて撮ってみました。小鳥のさえずりが聴こえそうです。
菜の花に囲まれた内裏様が、春の喜びに満ちたお顔です。
薬師寺の東塔と西塔でしょうか、見る人にジオラマは自由な想像の世界へ誘ってくれます。
塔の作りも瓦の1枚まで丁寧に作ってあります。
これらが完成するまでの、町の人たちの語らいが聴こえてきます。
古都のジオラマの背景には、百人一首の大和の詠が、散りばめるように貼ってあるのが、古都を演出する雰囲気満点です。
メイン会場では、雛についての説明をしてくれます。説明は楽しく時には目から鱗といったような話題もあって、再度飾り雛を見つめなおすこともあります。
5981