何気なくテレビを見ていた時、奈良の護国神社では、今椿が見ごろであると放映がありました。
「高円の杜」と称される15000坪の境内には、約1000種、10000本を植栽。椿まつりでは椿粥のふるまいや椿油の販売あり。とのことです。
今日20日、お天気にも恵まれて行ったことのない神社でしたが、山の辺の道の途上であることから大体の見当が付き、ナビの案内で行ってきました。
駐車場から南に下って、静かな森の中を歩きました。
椿の花を見つめて、上ばかり見あげていて、ふと木の根元足元に目をやりますと、至る所に万葉歌が、朽ちた自然木を利用して書かれていることに気が付きました。
この花の所にこの詠がというのではなくて、万葉人が大和の自然の中で、自然を愛し人を恋いしたその詠に、花よりも私はそちらに心を惹かれました。まず1部です。今日の感動をどのように残して行こうかと、暫く考えることにしました。
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