二十世紀梨の美味しい季節がやってきた。
楽しみにして待っていてくれる人の顔を思い浮かべながら、午後から阿太峰高原へ行って、送ってもらうことをお願いしてきた。
収穫の日までの1年の日々の積み上げの、果樹への愛情のこもったお世話の結晶のような一つ一つの梨が、選果され包装されていくのを、
邪魔にならないようにして少ししゃべりながら、カメラにいただいてきた。
冷やした冷たい梨は、ジュージーで新鮮な味の季節だよりが、全身に染み渡るようで、実に美味しい。
購入に訪れる人への、優しいおもてなしが梨の美味しさと重なって、嬉しい季節だよりとの出会いとなった。