カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

番水(ばんみず)の時計

2015年09月19日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

  

この辺り一帯の田を潤す用水路である。

用水路の傍に一つに古い塔がある。 

 

 

用水路の水音が、長閑な秋の田の実りの歌を奏でているようである。 

 

 

「番水の時計」と書いたかなり古い塔が農道に建っている。

屋根のある箱の中には、時計が入っていて、正しく時を刻んでいる。

上の紙には給水の作業をする時間がっかなり丁寧に書いてある。

このような塔はここ以外に見たことがない。多分他にあるのだろうが、何年か前葛城古道を歩いていて、見たのが初めてだった。

私の住んでいる農村地帯では、その年の水当番が決められていて、田植えの頃には、夜中でも水がどの田にも公平に入るように、しているが、このような番水の時計はなく、水の当番の人の家の時計によって、管理して上の方の田から下の田へ順に、水路を通して水が送られていく。

同じ市内の農家の知人も、このようにしているのでやはり「番水の時計」はないとのことだ。

だからこれは、貴重な塔であると思う。

 

 

これは山側から撮ったものだ。

葛城山麓の傾斜地を田に必要な時に、この番水時計を見ながら、水の管理をして豊かな実りの時を迎えることができる。

コメント (4)
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