今日2度目の投稿。
県庁北側の駐車場から国立博物館まで、ごく近くなのにストックを車に置いてきたので、泣きそうになりながら一生懸命に歩いた。
地下道のスロープも痛めている膝には、相当の苦労だった。もし県庁に駐車できなかったら、おそらく展覧会場まで歩けなかったに違いない。係りの人の親切で、満車の立て看板の立てる1台前に車を入れることができ、空車の位置まで案内してもらえた。
このお蔭で、白鳳時代の、あいらしくうつくしいみ仏様との出会いを持つことができ、膝の痛さを忘れるほどの癒しに満ちた時間を頂けた。
私の体力で鑑賞できるのは、白鳳時代の仏様と決めていたので、その他の仏教美術を丹念に鑑賞するのは諦めて、信仰の心を開いての、それでも2時間は、御仏の世界にいる安堵のようなものに包まれていた。
奈良までの運転にも最初躊躇したが、会期の終了が迫るにつれ、どうしても1堂にこれほどの仏様との出会いはあるまいと、思い切って出かけて本当に良かったと、瞼の中に残っている愛らしく美しいみほとけを思い描いている。