飛鳥歴史公園館では、国蝶 ・オオムラサキの飼育をして、訪れる人に見せてくれています。
お世話は 「飛鳥里山クラブ」の方がしてくれているようです。
先年来た時には、飼育室の中を長い間見ていたのですが、飛び交う蝶を見ることができないで、残念な思いをしながら
帰ったことがありました。
今年はネットを張った飼育小屋の中を、沢山の蝶が飛んでいるので、その場に足が釘付けになったように、
長い間みつめていました。
中にいた飼育員の方が、蛹になった青虫を掌に載せて、見せてくれました。
その動きの速いこと、すぐに木の枝のある所に移動します。
金網が張ってありますので、外からの撮影はなかなか色が綺麗には撮れませんが、とにかく我慢強く眺めていました。
羽を広げているのを撮ることだできました。
上品な黒い羽根に白い斑点が綺麗に並んでいます。
赤い斑点が、両方の羽の根元に見えます。
ひらひらと飛ぶのでなく、成蝶になると、悠々と威厳のある飛び方をするのは、私の贔屓目なのでしょうかしら。
網の下の方にぶら下がっている、白い袋は、蛹が出た後のからの袋です。
そんな袋が網の中にいくつもぶら下がっていますので、今年はもう随分育ったのだと思います。
金網にひと休みしたオオムラサキのお腹の方の部分を撮ることができました。
これは、羽を閉じて休んでいる、横姿です。
今 丁度オオムラサキの育ちの最盛期なのでしょう。
いい時に出会えました。
飼育小屋の中は、賑やかに蝶が飛び交っています。
飼育員さんが、バナナを上から吊るしている、エサ入れの皿に半分ばかり入れました。
「この子たちのご飯は、バナナなのですね。」そう呟いている私でした。