カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

夢創館

2019年03月09日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

 

夢創舘は、城下町観光の拠点として、大正時代には呉服屋として栄えていた旧山崎邸を改修し、平成14年にオープンしました。
町の観光案内所無料休憩所として、ギャラリーや資料の展示・地場産品販売など行っています。
高取城跡への行き帰りや街並み散策の憩いのスポットとして、土佐街道に訪れた方に大変喜ばれています。
一服のご休憩に、木のぬくもりあふれる建物と、美味しいほうじ茶の無料サービスでお待ちしています。

 高取町ホームページからお借りしました。

 

表には季節の花木があ豪華に活けられています。

 

  

店内に入りますと、明治時代の御殿雛が上品に並んでいます。

 

衣装にしても、落ち着いた色あいがが好感を持たれます。

 

 

小倉百人一首がお雛様によって百首、みんな揃えられています 。

このお雛様の時代こそ、詠みこまれた、雅な時代なのでしょうね。

こんな発想もあったのですね 

 

座敷には色とりどりの見事な糸手毬が、所狭しと展示されています。

作り方について、オーナーさんが説明してくれました。

教室を持って、そこで生徒たちと創った作品だと思っていたのですが、オーナーさん立ったおひとりの作品と聞いて、

驚きました。どの糸まりも、糸の取り合わせがとても綺麗だし、ハイセンスです。

糸手毬を眺めているうちに、「西条八十作・中山晋平」の童謡『「まりと殿さま」が思い浮かんできました。

てんてん手鞠 てん手鞠

てんてん手鞠の 手がそれて
どこから どこまでとんでった
垣根をこえて 屋根こえて
おもての通りへ とんでった とんでった

 

おもての行列 なんじゃいな
紀州の殿さま お国入り
金紋 先箱 供ぞろい
お駕籠のそばには ひげやっこ
毛槍をふりふり やっこらさのやっこらさ

 

 

てんてん手鞠は てんころり
はずんでおかごの 屋根のうえ
「もしもし 紀州のお殿さま
あなたのお国の みかん山
わたしに 見させて下さいな 下さいな」

 

お駕籠はゆきます 東海道
東海道は 松並木
とまり とまりで 日がくれて
一年たっても 戻りゃせぬ
三年たっても 戻りゃせぬ 戻りゃせぬ

 

てんてん手鞠は 殿さまに
だかれて はるばる 旅をして
紀州はよい国 日のひかり
山のみかんに なったげな
赤いみかんに なったげな なったげな

 

懐かしの童謡だけでなく、懐かしのおとぎ話の

ウサギやネズミのお嫁入りの作品も、素晴らしかったです。

今日のブログ写真は、膝が悪くて座敷に登れない私に変わって、雛めぐり初回から、ボランティアで、

活動のお手伝いをしておられる方の、ご親切に甘えて、目線を作品に合わせて、綺麗に撮って頂きました。

しゃがめない私にとって、本当にありがたいことでした。 

コメント (2)
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