戦前の計画では、奈良県の五條と、和歌山県の新宮を繋ぐはずだった、今では「幻の五新鉄道」
としての名の方が有名になっている旧路線。
その屋那瀬と言う地区に、賀名生梅林が花盛りになる前に、精いっぱい咲いて美しさを見せてくれるのが、
この枝垂れ梅です。
友達の実家がこの近くにあるので、電話で尋ねてみたら、大体3月8日ごろが、1番の見頃とのことでした。
尋ねたのは、2月頃でしたが、今年は季節の進み方が異常に早いので、
いいお天気の今日、朝早く行ってきました。
朝日が丁度当たって、花が美しく見えるのは、早朝の方がいい場所ですので、
家事も早々にして、出かけました。
教えてもらったより早く出かけたのは、正解でした。
車を路線の下に置いてかつては、バスが走っていた道路に登りますと、
美しいピンクの色彩が目に飛び込んできました。
紅白の枝垂れの他に木がないので、とてもよく目立って綺麗です。
梅の花がすだれのように、枝垂れています。
山全体が梅に花に咲きつめられる賀名生梅林も、素晴らしいけれど、その一足先に、
「幻の五新鉄道」に咲き誇る、紅白の枝垂れ梅も、春の訪れの歓びを感じさせてくれます。