新町通りの中ほどに、「町並み伝承館 」があります。
伝承館の駐車場に、美しい枝垂れ桜が開花し始めています。
お彼岸の入りに墓参の後、この前を通った時、全く花の開花を見ることができなかったのです。
気温が上がって、あちこちから花の便りが聴こえるようになりましたので、
気になって今朝から行ってきました。
大体3分咲きのように見えますが、古木で枝ぶりがいいのと、花の手入れも行き届いているようで、
形のいい枝には、咲き始めた花が、まるで春の歌を歌っているように見えます。
左の方が、吉野川の堤防で、その向こうに川の流れがあり、更に川を経だてた向こうに遠くには
西吉野の山並みが青く連なっています。
春らしい穏やかな風景です。
桜の咲く頃と同じくして、柳の新芽が枝垂れて、ピンクと萌黄色が美しくコラボしています。
昨年は枝垂れ桜の方が先に美しく着飾って、この柳の方が、遅く芽吹いたような気がします。
桜の咲く頃に、桜の木に下で毎年お茶席がもたれていました。
とても趣のあるお茶席でした。
でも、今年は先生が体調を崩してお茶会は開かれないようです。
花は咲いても、寂しい春になった伝承館でした。