カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

関西花の寺 19番霊場 長岳寺 まずツツジの壁を通って ①

2019年05月08日 | ☆ ふるさと・大和

 

ヒラドツツジの生け垣は周りの全てを遮って、長岳寺へと続きます。

 

大門の前に張り渡された綱は、結界を示すものなのでしょうか。

 

大門の向こうは、萌えるような新緑の木々だけで、ここからは、ヒラドツツジの生け垣がまだ見えません。

 

大門をくぐると、緑の中に、赤いヒラドツツジが、ずっと続いています。

でも、花の付き方が、やや少ないようです。

来る時期が、遅かったのか、早かったのか、行き交う人と、そんな会話を交わしながら進みました。

 

美しい白壁の築地塀の所辺りから、ツツジが綺麗な花を見せてくれました。

 

ムラサキツユクサが足元に、鮮やかな色でお出迎えです。

万葉集に二首あります。

「朝露に  咲きすさびたる  鴨頭草(つきくさ)の   日暮るるなへに  消(け)ぬべく思ほゆ」   (鴨頭草=露草)  万葉集


 「月草に  衣は摺(す)らむ 朝露に  濡れての後(のち)は   移ろひぬとも」   (月草=露草) 万葉集 

 

 

重要文化財・地蔵院〈寛永七年)

四十八ケ坊あった塔中のうち唯一残ったもので、今は庫裏として使われているそうですが、室町時代の

書院造りの様式を残しています。

 

 

 

 

 

庫裏の中から、前庭を見ました。

 

コメント (2)
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