馬見丘陵公園の南エリア、「春まちの丘」では、今ヒナゲシが色とりどりの花を咲かせています。
(雛芥子(ひなげし)には、 虞美人草(ぐびじんそう)、 ポピー、アマポーラ、コクリコ
と沢山の名前があります。
ここでは1番多く咲いている色は、赤いヒナゲシです。
地中海産の「鬼ゲシ」 (濃い赤い色のものが中心)。
ヒナゲシの丘に沿って、柔らかい感じのクローバが植栽されています。
近寄ってみますと、クローバに混じって、ニワゼキショウの可愛い花もいっぱいです。
こういう感じで、ヒナゲシの花のブースと、クローバの花の丘とが分かれていますが、散策するには、
足に優しくて、膝にも負担がかかりません。
黄、橙、白の 「アイスランドポピー」。
18世紀に北極探検隊が 、 シベリアで この花を発見したことから、
ポピーといえば、 このアイスランドポピー のことを指すことが多いらしいです。
いずれも英名の 「ポピー」の名で親しまれています。
スペインでは 「アマポーラ」。
フランスでは 「コクリコ」の名で呼ばれています。
アマポーラも、コクリコも、もちろんヒナゲシも、歌として歌われているので、おなじみです。
虞美人草と呼ばれる古代中国のお話(季節の花300から)
項羽(こうう)と 劉邦(りゅうほう)の 最期の戦いのとき、 項羽は愛する虞妃(ぐき)と ともに、
劉邦の大軍に まわりを包囲された。
項羽は別れの宴を開いてから 最後の出撃をし、 虞妃も自刃して殉じたが、 彼女のお墓に ヒナゲシの美しい花が咲いた。
そのため人々はこの花を 「虞美人草(ぐびじんそう)」 と呼んだ。