このエリアは、ヒナゲシだけが栽培されているので、次第に高くなるなだらかな丘は、
アグネス・チャンのヒナゲシの歌を口ずさみながら、自分の体力にあった動きをしながら登って行くのがとても楽しいです。
なだらかな丘の段をうまく利用して、彩りよく植えられていますので、奥行きがあって、どんどん進んで行きます。
時々立ち止まっては、今歩いて来た道を振り返ります。
広陵町の家並みが、ヒナゲシの向こうに見られます。
クローバの丘の上の陸橋は、道路を挟んでカリヨンの丘の方へ行くことのできる連絡道路です。
立つ場所を変えて見ますと、陸橋の上からは、ヒナゲシとクローバが広がって綺麗です。
自然の地形を生かして設計されている馬見丘陵公園では、なだらかな丘の上の立ち木と、空との境が
私の好きな光景です。
大きい画像にしてご覧いただくと、花の横に蕾が頭を垂れています。
ヒナゲシは、江戸時代に渡来しました。
・花弁は非常に薄く、しわがあります。
つぼみは最初は下向きで 表面に毛が生えており、 咲くときに顔を上げます。
その蕾は、 2つに割れて花が出てくる。
余り他の花に見られない咲き方だそうです。
その風情がなんとも不思議な情景に出会ってみたいと思いながら、いつまでもそこにいたくなりました。
でも見られません。きっと夜の間に咲くのかもしれませんね。
夏目漱石の小説に 「虞美人草」がある。
漱石が新しい小説の タイトル名を決めあぐねていた ときに、
街角の花屋さんで見た 「虞美人草」の名に
”おっ、いい名前♪ これにしよう”ということで 名づけた、ということらしい。
季節の花300からまたまた、お借りしました。
花を見る楽しみ、花を撮る楽しみ、花についていろんな情報を得る楽しみ、それを整理して
写真に添えたり、自分の知識にしたり、ブログ作りをする楽しみ。
これらはみんな、高齢の衰えがちな脳の刺激となることを、好奇心を失わないことと相まって、
楽しみ乍ら、ポツリポツリと呟き続けていることを、失いたくないと思います。