カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

歌泉堂

2007年07月29日 | 万葉集に詠われた花木


 
万葉植物園のある春日大社神苑の一番奥まったところに、歌泉堂がある。こじんまりした趣のある建物だ。
注連縄が張ってあるこの社の祭神は、柿本人麻呂である。
万葉集第一の歌人がここに神として祀られている。

百人一首の「あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む」は最もよく知られている詠だ。


 
ひしを植栽しているところに柿本人麻呂の詠をみる。
夏に白い4弁の花が咲くとの事であるが、まだ咲いていなかった。
 

 
キキョウは万葉植物名ではあさがおである。
「夕影のこそ咲きまさりけれ」は、今の朝顔では絶対にありえないと、夕暮れに咲いているキキョウの、ほのかな優しさを想う。


 
春の七草の中にあるせりは葉を食するが、夏にはこんな白い花が咲いている。(ピンボケになってしまった)


 松井田~坂本(7・28) 
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6 コメント

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ひし、観て見たい! ()
2007-07-29 08:03:49
一度見てみたいと思っていました。
九州に行った時、柳川の傍で、菱の実をゆでて売っていました。菱形をした栗のような物で、味も栗に似ていました。
万葉集に歌われていたなんて知りませんでした。
私は食いしん坊ですから、食することばかり、
お茶もあるんですよ。
一番お勧めは、ひし焼酎です。これはネットでしか
販売していませんが。今このひし焼酎にはまっています。
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蘭さんへ (anikobe)
2007-07-29 14:39:18
ひしの実、子供の頃池で採ったことがあるのです。
池に近寄るのを禁止されていましたが、友達数人と一緒に採りにいったおてんばな女の子でした。
固い黒い皮の中に、真っ白い実がありますよね。
コッコクとして甘くて、結構お八つになったものです。
懐かしいです。
焼酎にもなっているのは、初めて知りました。
いける口の蘭さんが、はまってるっておっしゃるからには、美味しい焼酎なのでしょうね。
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へぇ~! (マオママ)
2007-07-29 22:15:24
「ひし」初めて聞く名です(^^ゞ
あさがおが桔梗・・・
百人一首は奥が深く難しいです~~~
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マオママさんへ (anikobe)
2007-07-29 22:34:29
万葉植物園に行って、花と詠を見て始めて知ることが沢山合って、興味深いです。
季節の花暦を貰いましたので、奈良に行く時には、咲いている花を目当てに出来そうです。
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歌泉堂 (tona)
2007-07-30 21:39:59
春日大社神苑にこんなお堂があるとは知りませんでした。柿本人麻呂が祀られているのですね。
2つ前の歌もそうでしたが、今の名前と万葉植物名と違うのがありますね。
私の方の国分寺というお寺も万葉植物園になっていまして、立て札に歌が書いてあります。時々行って詠んでみるのも楽しいものです。
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tonaさんへ (anikobe)
2007-07-31 00:39:58
歌泉堂は、私も初めて言ったのです。
一番奥まったところなので、気が付かなかったのです。
万葉植物名と、今の花の名と違うのがあると、戸惑ったり納得したり、興味深いですね。
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